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ガートナージャパン

2004年の国内データベース・ソフトウェア市場は
3年ぶりのプラス成長に


ガートナージャパンのリサーチ部門は、2004 年(1-12 月)の国内データベース・ソフトウェア市場が前年比2.8%増の1,465 億円となり、3年ぶりにプラス成長になったと発表した。この結果について、同社の担当主席アナリストの堀内秀明氏は、次のように語っている。

「2004年の国内データベース市場は、景気回復によるIT 予算の増加により、3年ぶりの規模拡大となったが、既存システムを運用するために必要となる費用や人的リソースの増大に加え、IT バブル期の過剰投資に対する反省などもあり、企業のIT 投資に対する見方は依然として厳しい。そのため、国内データベース市場をO S 別に見た場合、Windows Server やLinux といった、主にコストパフォーマンスの良いIA サーバをプラットフォームとするOSが増加傾向であるのに対して、Proprietary やUnix といったOSは減少傾向にある。」

国内データベース市場の上位5社は、Oracle(24.2%)、IBM(20.4%)、Microsoft(16.4%)、富士通(14.3%)、日立製作所(10.8 %)であった。また同社は、2009 年の国内データベース市場規模を1,760億円(成長率3.7%)になると予測している。

「当面国内データベース市場は、全体としては緩やかに成長するが、国内の景気動向に左右されやすいとみている。脱レガシー・脱メインフレーム化は進むものの、安定稼働している環境からの変化を嫌うユーザー心理や、将来性を含め十分信頼できる決定的なハイエンド向け次世代プラットフォームが不在であることにより、その進み方は緩やかなものになるであろう。」(堀内氏)

● TEL:03-3481-3635

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