次世代のネットワーク構築に向けた
NTTドコモの無線アクセス技術
(株)NTTドコモ
取締役常務執行役員
研究開発本部長
歌野 孝法氏
NTTドコモは、研究開発を自ら行う世界でも稀有な移動通信事業者であり、新サービスの先行導入によるトップシェア確保のための実用化開発や、将来の世界標準となりうる通信方式をターゲットにした革新的研究に取り組んでいます。
ここでは、高速かつ経済的なネットワークの構築に向けた無線アクセス技術をご紹介します。1つ目は、現行の3Gネットワークの高度化であり、将来的には最大14Mbit/sまでの高速化が可能なHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の技術概要ならびに実験結果をご紹介します。2つ目は、さらなる高速化を目指した第4世代移動通信の研究開発内容であり、新しく提案した無線アクセス技術により100MHzの無線帯域において最大1Gbit/sの伝送実験に成功したことをご紹介します。今後は、実用化に向けた技術課題の解決と国際標準化に貢献していきます。
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