NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

事業継続計画(BCP)ソリューションをシリーズ展開

第一弾として、広域DRサービスの提供を開始

NTT東日本

NTT東日本は、事業の継続性を確保するために必要なサービスをコンサルティングからシステム構築までワンストップで提供する「事業継続計画ソリューション(BCPソリューション)」を3月1日より開始する。同社では、BCP(Business Continuity Plan)ソリューションを新しいソリューションブランドとしてシリーズ展開していくとしており、その第一弾として、データを安全な地域に自動的にバックアップする「広域ディザスタリカバリサービス(DRサービス)」を、同日より提供開始する。

背景

欧米では事業に大きな影響を与える不測の事態に対し、具体的な「事業継続計画」の策定を行う企業が増えている。首都圏直下地震が予想される日本においても、経済産業省が昨年3月に『事業継続計画策定ガイドライン』を公表し、「事業継続計画」の必要性が認識されるようになってきている。こうした中、NTT東日本では、自然災害・コンピュータウイルス被害・情報漏洩等に備えるサービスを個別に展開してきたが、このたび「総合的な事業継続計画を策定したい」というユーザーの要望に応え、既存サービスの整理及び新規商品の開発によるメニューの充実化を図ることで、事業継続計画の立案からサービスの提供・運用までを一元的に提供できる体制を整え、BCPソリューションとして提供することとした。

ソリューションの展開イメージ

経済産業省が公表した『事業継続計画策定ガイドライン』に記載されている「大規模なシステム障害」「セキュリティインシデント」「情報漏洩、データ改ざん」への対処という3つの視点から、「コンサルティング」・「システム導入」・「運用」の3つのプロセスを提案し、緊急性・重要性に応じて優先順位を付けながら、顧客の要望に合わせた最適な「事業継続計画策定」を支援する。本ソリューションの提供にあたっては、新規サービスの開発によるメニューの充実化を図り、より効果的な「事業継続計画策定支援」の実現に向けた取り組みを実施していくとしている。

DRサービスの概要

本サービスは、顧客のシステムと、NTT東日本が提供するデータセンタ「Ephelioデータセンタ」(北海道・群馬)間をBフレッツ及びフレッツ・グループアクセスで接続し、ファイルサーバやアプリケーションサーバなどのデータを1日1回自動的にバックアップ。顧客の業務データが消失した際にも、バックアップデータを別のシステムに移行することで、迅速に業務を復旧できるようにする。主な特長を以下に示す。

(1)低価格化の実現

専用線ではなく、Bフレッツとフレッツ・グループアクセスを組み合わせたネットワーク構成にすることで、類似のデータバックアップサービスの1/5程度の価格設定(月額20万円~)を可能にした。

(2)セキュアな接続

IP-VPNサービスであるフレッツ・グループアクセスにより、外部からの不正アクセス等を心配することなく安心してサービスを利用できる。

(3)共用ストレージサーバでは実現できない安心感の提供

顧客毎に1台のストレージサーバを用意。顧客専用の環境を用意するので、低価格でありながらも他社のシステムトラブル等による影響を受けることなくサービスを利用できる。

(4)遠隔地にデータをバックアップ

顧客の所在地から離れた距離にあり、かつ地盤的にも堅固な北海道もしくは群馬データセンタにデータをバックアップする。

お問い合わせ先

東日本電信電話株式会社
ビジネスユーザ事業推進本部
ビジネスソリューション部 佐藤・小林
TEL:03-3830-5419
E-mail:
ephelio-dc@ml.bch.east.ntt.co.jp

NEWS(2006年3月)

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