サン・マイクロシステムズは、AMD Opteronプロセッサを搭載したプロフェッショナル向けワークステーションのハイエンドモデル「Sun Ultra 40 Workstation」の販売を開始した。

本製品は、高速な演算性能、大容量のデータセットへの対応、高速・高品質なグラフィックスといった要素を必要とする３次元CAD、ビジュアライゼーション、デジタルコンテンツ製作、コンピュータ支援エンジニアリング（CAE）、半導体設計（EDA）などのアプリケーション用途を想定している。これらのアプリケーション性能を計測する各種ベンチマークテストにおいて、競合他社を上回る世界最高クラスの記録を達成している。

また本製品は、シングルコアまたはデュアルコアAMD Opteron 200シリーズ・プロセッサを最大2個（デュアルコア使用時最大4CPUコア）搭載可能なタワー型ワークステーションである。メモリは最大16GBまで搭載可能（１プロセッサ構成時は最大８GB）。さらに、AMD Opteronプロセッサが備える高速インターコネクト「HyperTransportリンク」技術や、プロセッサに統合されたメモリ・コントローラにより、大規模なデータセットの高速な処理が可能である。

また、最大４台のハードディスクドライブを内蔵でき、500GBディスクドライブを使用することで最大2テラバイト（TB）のディスク容量を１台のワークステーション内に確保。これにより、ローカルに大規模データをストアし、データへの高速なアクセスを実現したり、ワークグループ環境でのファイル共有用スペースとしても利用が可能である。