F5ネットワークスは、CIFSアクセラレーション機能を備えたWAN最適化製品である「WANJet」の最新ソフトウェア・リリース（バージョン4.0）を発表した。

WANJetは、シングルデバイスでスループットを最大622Mbpsまで、最適化されたコネクションの同時接続数を10,000まで拡張できる、業界で最高レベルの拡張性を備えている。このWANJetのCIFSアクセラレーション機能により、WordやExcel、PowerPointといった一般的なMicrosoftアプリケーションのリモートアクセス（WAN上）を含む、Windowsファイル共有が大幅に高速化された。

またCIFSアクセラレーションは、繰り返されるCIFSデータの転送をさらに高速化するために、F5ネットワークスのTDR（Transparent Data Reduction）技術とシームレスに連携している。TDRは、WANリンク上で転送されるデータ量を最大95%まで削減することにより、高速なアプリケーションパフォーマンスを実現するF5ネットワークス独自の技術である。このTDRを利用することで、アプリケーションに配信する帯域幅を大幅に拡張し、決められた速度以上にWANの性能を向上することができるようになる。

WANJetをはじめとしたF5ネットワークスのWAN最適化ソリューションの特長は次のとおりである。

• Microsoft Windowsファイル共有に対する生産性向上
• 高容量ネットワーク環境に対する優れた拡張性
• 使いやすいインタフェース