日本ヒューレット・パッカード（日本HP）は、2月23日に同社の市ヶ谷事業所内に「SOAコンピテンシー・センタ」をオープンした。同施設は日本BEAシステムズ、マイクロソフトと共同で運営する施設で、現在注目を集めているシステム設計手法のSOA（サービス指向アーキテクチャ）の体験デモンストレーションを提供するとともに、SOAによるシステム構築に有効な様々な業界標準ソフトウェアの相互接続技術の検証を行い、SOA導入の支援を行うことを目的としている。

また同施設は、日本HP市ヶ谷事業所内の「アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター」とファシリティを共用しているが、SOAの理解と導入促進に特化した独自のコンテンツを持ち、別個のデモ施設として運営されている。同施設の目的と対象とするお客様、提供するコンテンツおよびサービスは次のとおり。

◆施設の目的：

SOAに関する入門的知識の提供／SOA導入の方法とメリットの紹介／SOAに関する技術情報の提供。

◆対象とするお客様：

ビジネスとITの関係の改善を検討しておられるビジネス／ITリーダの方々。

◆コンテンツおよびサービス：

HPの考える「ビジネス、アプリケーション、インフラストラクチャ、管理など全てのレイヤーをカバーするSOA」を具現化し、その導入ステップをわかりやすく体験できるデモンストレーションを通じて、具体的なSOA導入の理解を促進する／各種SOA関連ソフトウェアの相互接続検証を顧客の立場で行い、その結果をデモンストレーションに反映し、お客様に提案していく。