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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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無線LANアクセスポイント評価装置 AP2Checkerの販売開始

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジは、無線LAN、モバイルセントレックスシステムの通信品質をさまざまな角度から分析できる、小型で軽量な無線LAN評価機能搭載の簡易ツール 「AP2Checker(エーピーツーチェッカー)」の販売を、2006年4月より開始する。

「AP2Checker」概観
「AP2Checker」概観

「AP2Checker」は、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した無線LAN通信品質評価技術を応用したものある。モバイルセントレックスシステム等の無線LANシステムを導入する際に懸念される電波干渉や通信障害に対して、受信レベルやスループット、パケット廃棄率、無線LAN-VoIP品質等、さまざまな角度からの通信品質の分析および推定を行うことにより、最適な各種無線LANシステムの構築を可能にする。また、小型で軽量であるため営業用途での利用や現場での作業の負担軽減にも効果的である。

NTT-ATでは、無線LANおよびモバイルセントレックス導入をお考えの通信機器メーカや施工会社を含めた通信サービス関連企業などを対象に、初年度において数千台の販売をめざす。

開発の背景と経緯

無線LANシステムの構築においては、現地での電波到達エリアやチャネル干渉の有無、予想されるスループットの確認等が先ず必要になるが、これまで容易に持ち運びができる簡易なツールがないため、現場での無線LANシステム構築を効率的に進めることが難しい状況であった。また急速な普及により、現場の無線LAN有識者数が追いつかないといった問題も生じており、専門的な測定スタッフの人件費などがコスト増大の原因となっていた。

これらの問題を解消するには小型・軽量で、専門家ではなくても簡易に扱うことのできる無線LANシステム構築ツールが必要となる。

「AP2Checker」はこれら問題点を解決するために開発された製品である。無線LAN、モバイルセントレックスシステムを構築したいエリアの周辺で、他の無線LANシステムの情報確認と空きチャネルの情報を得ることができる。また、設置する無線LANアクセスポイントの受信レベル測定やスループット推定、VoIP品質推定等も行うことが可能である。さらに、小型・軽量化を図り、スーツのポケットに入る大きさ重さである。

特徴

  1. 無線LANを構築したい場所周辺の既設無線LAN環境調査(空きチャネルの有無等)を簡単に実施。
  2. ネットワーク接続せずに、おおよそのスループットを推定等、特定APの通信品質評価を簡易な操作で実施可能。
  3. ネットワーク接続せずに、PER、遅延時間を測定/推定可能等、特定APの無線LAN-VoIP評価を簡易な操作で実施。
  4. 小型で軽量であり、スーツの内ポケットにも入るサイズなので持ち運びが容易。
  5. 単3乾電池2本で動作。
  6. 本装置1台で2.4GHz帯から5GHz帯の無線LAN(IEEE802.11a/b/g規格)の評価測定をカバー。
  7. USBインタフェースを備えており、パソコンとのデータのやり取りも容易。

■税込価格:78,750円

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
アクセスネットワーク事業本部
無線システム事業ユニット
担当:中里
TEL:045-826-6060
E-mail:
wireless-sales@ntt-at.co.jp

NEWS(2006年4月)

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