タイムスタンプサービス「SecureSeal® standard」「e-文書法」に対応したタイムスタンプの提供が可能に
~(財)日本データ通信協会「タイムビジネス信頼・安心認定制度」の「アーカイビング方式」で国内第1号の認定を取得~NTTデータ
NTTデータは、タイムスタンプサービス「SecureSeal® standard」(セキュアシールスタンダード)において、(財)日本データ通信協会の「タイムビジネス信頼・安心認定制度」における「時刻認証業務」の認定を、平成18年3月8日付で「アーカイビング方式」として国内で初めて取得した。
今回の認定取得を契機に、「SecureSeal standard」は「e-文書法」に対応したソリューションへも展開することになり、今後ますます期待されているタイムスタンプ関連ビジネスの発展に貢献していく。
認定取得について
「タイムビジネス信頼・安心認定制度」とは、信頼できるタイムスタンプサービスを安心して利用できる環境の普及のために、総務省が平成16年11月に策定した「タイムビジネスに係る指針」を踏まえて(財)日本データ通信協会が定めたタイムスタンプサービスなどの認定基準である。同認定基準は、平成17年4月に施行された「e-文書法」で認められる、電子文書の原本性保証のために必要なタイムスタンプの基準として、平成17年2月よりタイムスタンプを提供する事業者の認定を行っている。
「e-文書法」に基づく電子文書での原本保管の具体例として、例えば財務省令(電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律施行規則)では、国税関係書類を電子化し保存する際に付与するタイムスタンプは、本認定を取得したものでなければならないことが規定されている。
SecureSeal standardについて
NTTデータのタイムスタンプサービス「SecureSeal standard」は、「タイムビジネス信頼・安心認定制度」の「アーカイビング方式」をベースに、さらに信頼性を強化した方式で構築され、「アーカイビング方式」としては、国内第1号の認定を取得した。
「アーカイビング方式」は、従来の「デジタル署名を使用する方式」のように公開鍵証明書を利用してはいないため、タイムスタンプの有効期間が公開鍵証明書の有効期間(約10年間)に依存するようなことがなく、より長期間の証明をすることができるのが特徴である。
また、NTP(Network Time Protocol)による時刻配信サービスで実績のあるインターネットマルチフィード㈱の「タイムフィード(TimeFEED)サービス」を採用することにより、正確な時刻に基づいたタイムスタンプを提供している。
今後の取組み
NTTデータは、本認定の取得により、従来の「デジタル署名を使用する方式」より長期的な信頼性を獲得できるタイムスタンプサービスの提供が可能となる。この長期的信頼性を元に、タイムスタンプを利用したe-文書法・SOX法対応、電子契約をはじめ、最近話題の構造計算書の偽造やメールなどの問題に関連したソリューション市場の新規開拓を行っていく。
【参考:タイムスタンプサービスとは】
タイムスタンプサービスとは、電子文書の存在時刻とその非改ざん性を証明するために使用されるサービス。利用者は証明したい対象の電子文書(原本データ)に対して、タイムスタンプ事業者にタイムスタンプの発行を依頼し、受け取ったタイムスタンプを利用者のコンピュータや記録媒体等に保存する。利用者は、電子文書について、必要な時点でそのタイムスタンプを検証することにより、存在時刻と非改ざん性を証明できる。
※「Secure Seal」は、株式会社NTTデータの登録商標です。
NEWS(2006年4月)
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