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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

全国初!ブロードバンドを活用した遠隔精神診療の実現

~離島における遠隔診療~

NTTレゾナント

NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)と東日本電信電話株式会社ビジネスユーザ事業推進本部e-Japan推進部は、NTTレゾナント社が開発した高品質映像コミュニケーションサービス「Warp Vision(ワープビジョン)」と視線が一致するディスプレイを組み合わせた遠隔精神科診療相談システムを、平成18年2月、東京都福祉保健局へ導入した。ブロードバンドを活用した遠隔精神科診療相談システムは全国初となる。

図1 利用イメージ
図1 利用イメージ

本システムは、日本医科大学付属病院精神神経科と東京都三宅村中央診療所をWarp Visionで結び、三宅島にいるかかりつけ医と患者が、東京にいる日本医科大学付属病院の精神科医からリアルタイムに精神科診療に伴うアドバイスを受けることを可能とした。このサービスの利用により、かかりつけ医及び島民がタイムリーに適切な精神科診療を受診でき、島民の“こころのケア”の充実が大いに期待されている。

日本医科大学付属病院精神神経科では、常勤精神科医が不在である東京都三宅島の精神科診療のため、三宅村中央診療所へ月2回定期的に医師を派遣してきた。しかし、天候不良によって訪島ができないケースや夜間・緊急時の精神科受診が困難な場合があるなどの課題を抱えていた。Warp Visionと視線一致装置を組み合わせた遠隔精神診療相談システムを導入することにより、これらの課題を解決することが可能となった。


図2 導入システム外観
図2 導入システム外観

精神科診療では、患者の顔色や目の動きなどの表情や仕草、質問に対する受け答え等が診察するポイントとなることから、遠隔による精神科診療をする際、高品質な映像とクリアな音声に加え、医師と患者の視線が合致することによる安心感、信頼感が不可欠であった。そこで、Warp Visionと安川情報システム社開発の視線一致装置(製品名:NetSHAKER TalkEye)を組み合わせることにより、リアルの診療に近い双方向の遠隔による精神科診療が実現可能となった。

お問い合わせ先

NTTレゾナント株式会社
コミュニケーション事業本部
営業推進部
清田 英樹
TEL:03-3517-8501

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