サイベースは、コスト効率に優れた、ビジネスクリティカルなシステム向けデータベース管理プラットフォームである同社の「Sybase Adaptive Server Enterprise（Sybase ASE）」の最新版である、エンタープライズ級のリレーショナル・データベース管理システム「Sybase ASE 15」の出荷を開始した。

Sybase ASE 15は、膨大なデータベースと大量のトランザクションへのニーズに対応しながら、コストを軽減し、IT管理者に運用上のメリットをもたらすデータベース管理システムである。その最大の特徴は、クエリ処理技術である。最新のクエリ・オプティマイザ機能とクエリ実行エンジンの搭載によりパフォーマンスが飛躍的に向上させて、ハードウェアのリソース消費量を軽減できるようにした。また、必要な情報だけをターゲットとするスマート・パーティション機能を利用することで、クエリ・パフォーマンスを強化した。パーティショニング機能では、独立した物理デバイス上でデータ・パーティションを配置できるので、デバイスに障害が起こっても残りのパーティションを利用することができる。

Sybase ASE 15は包括的なデータベース管理システムで、容易に実装できるとともに、アプリケーションを修正することなくオン・ディスクでの暗号化（Encryption）によるプライバシー・システムを利用できるので、データを転送したり、データにアクセスしたり、あるいはデータをメディアに格納しても、データが確実に保護されるようになっている。