IPTPC（IP電話普及推進センタと富士通は、富士通が「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」に参加することで合意した。これにより、沖電気工業、NEC、日立製作所、岩崎通信機、富士通の５社によって、IPTPC VoIP認定技術者資格制度を協力して運営し、VoIP技術者教育を進めていくこととなった。

富士通は、富士通社内、富士通グループ、富士通パートナーへのIPTPC VoIP認定技術者資格制度の教育の受講、資格の取得を積極的に推進し、2008年までに、富士通社内、富士通グループ、富士通パートナーで資格取得者を2,000名までに増やすことを目指していく。また、富士通は今後、IPTPCのVoIP研修教材、資格試験の開発、改良作業にも参画し、着実に伸び続けているIP電話市場に向けて、本制度の充実化に協力していく。

2002年４月以来、IPTPCは、IP電話の本格普及に向けて市場ニーズに応えたIP電話システム構築を実現するための知識・技能を持つ技術者の育成をサポートしてきた。2003年１月からはIPTPC VoIP認定技術者資格制度をスタートさせて、資格認定を通して広範囲の技術者やビジネスパーソン向けに最新のVoIP技術の業界標準化を積極的に進め、体系的なスキルの習得ができるような教育サービスを提供してきた。2006年10月末現在、IPTPC VoIP認定技術者による資格保有者は9,000名に達している。今回の富士通の参加により、IPTPC VoIP認定技術者資格制度がVoIP/IP電話関連業界における「業界標準資格」としての地位がより固まった。