NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

国内初の「組込みソフトウェア」開発者育成

オンライントレーニングカリキュラムを提供

NTTレゾナント

NTTレゾナントは、携帯電話、家電機器、自動車、産業機械などに組込まれるソフトウェアの開発技術者不足に対応するため、この度、「組込みソフトウェア」に関する技術者養成のオンライントレーニングカリキュラムを開発した。その第一弾として、株式会社フォーラムエンジニアリングが本サービスを導入し、技術者派遣事業を通じて、携帯電話、家電機器、自動車業界などで活躍できる技術者の効率的な育成を実現させていく。

このように「組込みソフトウェア」の開発技術者育成に必要なサービスをASPサービスとして一括提供するのは、国内初の試み。

背景

携帯電話、家電機器、自動車、産業機械などコンピュータを搭載した機器は、今や生活や社会基盤になくてはならない重要な位置を占め、そのソフトウェアの技術水準の維持向上が、今後の日本の国際競争力やものづくりの水準を左右するといえる。

一方で、組込みソフトウェア技術者不足は著しく、情報処理推進機構(以下IPA)が発表した「2006年版組込みソフトウェア産業実態調査」によると、事業責任者が感じている組込みソフトウェア技術者の不足人数は約9万4000人に達しているといわれている。

このような状況の下、NTTレゾナントでは、300社50万人の方に750以上のカリキュラムを提供する国内最大規模のEラーニングサービス『イーキューブラーニング』のノウハウを活かし、「組込みソフトウェア」に関する技術者養成のオンライントレーニングカリキュラムを開発し、携帯電話、家電機器、自動車業界などで活躍できる技術者の効率的な育成を実現する。

組込みソフトウェアのオンライントレーニングカリキュラムについて

IPAが定めた組込みソフトウェア開発分野における「人材の育成」、「人材の有効活用」のための指針である『組込みスキル標準「ETSS(Embedded Technology Skill Standards)」』の定義に準拠し、日本で初めて、入門、初級者向けに独自設定した基準に基づく研修カリキュラムも用意。これにより、組込みソフトウェアにおける汎用的な基礎知識を体系的に習得可能となり、またオンライントレーニングとして提供することで効率的かつ効果の高い技術者育成を可能にした。

サービス内容

専用のWebサイトを通じて、必要な知識の習得や講師によるレクチャー、定期的なテストが行われる。学習は5人単位で進行し、組込みソフトウェア開発の課題演習では、受講者それぞれの開発内容をお互いに添削することで、既に開発済みのソフトウェアに対する対処能力を高めるといった工夫が施されている。

また、PCに付属のウェブカメラまたは電話を通じてNTTレゾナントに常駐する学習コーチによる個人ごとの学習コーチングを毎月1回行うことで、学習意欲の維持や学習内容の業務への活用を促す。これにより、まとまった研修期間がとれない、個人ごとに前提知識が異なる、反復練習ができないといった集合研修における課題にも対応することで、高い修了率と集合研修を上回る学習習慣付けを実現。「組込みソフトウェア」の実機環境部分もPC上に実際の開発環境と同等な模擬的環境を実現させたことで、効率的かつ経済的な技術者育成を可能にした。

なお、平成18年度内には入門から初級実践コースまでの4コースを提供。1コースの受講時間は120時間(標準期間は1日1時間程度の学習で6ヶ月間)。

お問い合わせ先

エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
ポータル事業本部
E-mail:pr@nttr.co.jp

NEWS(2006年12月)

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