沖電気工業（OKI）は、NGN（次世代ネットワーク）に適したキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage NX5000シリーズ」のラインナップとして、次の３機種を開発し、2006年12月より販売を開始する。

◆CenterStage NX5000 R2：

FMC（固定・無線通信融合）サービス網の実現に適したIMS対応のセッション制御サーバ。IMSで推奨されている構成装置S-CSCF/I-CSCF機能をサポート。

◆CenterStage NX5100：

IM対応のSIPプロキシサーバ。IMSで推奨されている構成装置P-CSCF機能をサポート。

◆CenterStage NX5200：

IMS対応のメディアゲートウェイ制御サーバ。IMSで推奨されている構成装置MGCF機能をサポート。

/

今回開発された３機種は、固定IP電話サーバとしての機能と、IMSの機能を併せ持ち、固定IP電話、移動IP電話双方のサービスを同時に実現できるようになっている。これにより、通信事業者は従来のように固定網と移動網を別々に保有する必要がなく、固定電話・移動電話双方のサービスを同一のIPネットワークで構築することが可能となる。また、その構築を低コスト、短期間、かつスムーズに行うことが可能である。さらに、OKIが独自に開発したミドルウェア「CenterStage HAPF」を搭載し、二重化された汎用サーバをサービス無中断で高速に切り替える機能や、サーバ稼働中にソフトウェアをバージョンアップする機能なども装備している。