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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

市民の負担軽減とサービスの向上を実現

-四国中央市にて「テレビ窓口相談システム」が稼動-

NTTレゾナント

概要

写真1 窓口での対応模様
写真1 窓口での対応模様

NTT西日本愛媛支店は、NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)が開発した高品質映像コミュニケーションサービス「WarpVision(ワープビジョン)」を利用した自治体向けテレビ窓口システムを四国中央市(愛媛県)へ導入した。

本システムは、四国中央市の本庁と3つの総合支所にある「市民窓口センター」に設置されたパソコンから、市民と本庁の担当職員がパソコン画面を通じてテレビ電話のように会話できるというもの。来庁した市民は画面に表示された「戸籍」「国民年金」「市民税」「住宅」など22のジャンルから希望するボタンを押せば、関連する部署の担当者が画面に現れ、窓口と同じように相談や申請ができる。

クリックして拡大(「テレビ窓口システム」全体イメージ)
図1 「テレビ窓口システム」全体イメージ(クリックして拡大)

その他、ネットワークを通じてデータのやり取りができるので、必要な書類はその場で印刷して持ち帰ることも可能。現在、市の約40の担当課、担当係が本システムで結ばれている。

遠隔地を映像で結んだコミュニケーションシステムによる市民サービスの提供は、「地域公共ネットワーク」を利用したものとしては、西日本の自治体で初となる。

背景

四国中央市は、愛媛県東部に位置する川之江市、伊予三島市、宇摩郡土居町、宇摩郡新宮村の2市1町1村が合併して、2004年4月に誕生した人口約9万5000人の市。四国中央市では合併後、旧伊予三島市庁舎を、四国中央市の本庁とするとともに、旧3市町村の庁舎に一部の機能を分散させて「総合支所」とする「総合支所・分庁併用方式」を採用。それに伴って、専門的な相談や申請を受け付けるための人員と機能の多くが本庁に集約されることになった。

市では、本庁と各支所に「市民窓口センター」を設置しているが、対応できる業務は限られている。そのため、市民は用件によって、遠方にある本庁の担当課まで出向く必要があるなど、市民に新たな負担を強いる状況が発生していた。そこで市は、市民の負担軽減とサービスの向上に向けた対策を検討してきた。

今回、最寄の支所と本庁をワープビジョンでつなぐ「テレビ窓口システム」の導入により、利用者は本庁の担当職員にパソコン画面を通じて、まるで窓口にいるようなリアルな映像により、安心して相談を行うことができるようになった。

また、本システムの導入によって、利用者である市民側だけでなく、対応を行う四国中央市側でも主管職員のサービス意識の向上が見られるなど、その効果は着実に現れてきているという。

お問い合わせ先

NTTレゾナント株式会社
コミュニケーション事業本部
サービス推進部(西日本事務所)
TEL:06-4795-1630

NEWS(2007年1月)

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