国内ブレードサーバ市場競合分析レポートを発行
-前年同期比46.3%増、ベンダーの順位が大きく変動-IDC Japan
IT専門調査会社のIDC Japanは、2006年上半期の国内ブレードサーバ市場の動向を発表した。これによると、ブレードサーバの出荷台数は2006年上半期(1月~6月)に1万6,534台となり、前年同期と比較して46.3%の増加となった。サーバのフォームファクター(形状)別の出荷台数比率では、ブレードサーバは国内サーバ市場全体の5.4%を占めている。前期の6.4%よりは下がったものの、過去2番目に高い比率となった。
国内ブレードサーバ市場出荷実績(2002年上半期~2006年上半期)
国内ブレードサーバ市場ベンダー別出荷金額シェア(2006年上半期)
国内ブレードサーバ市場は、2003年上半期から急速に拡大し、2004年下半期に立ち上がった。2006年上半期は、出荷金額および出荷台数ともに前年同期比で2桁のプラス成長を維持。市場拡大のペースは従来よりも鈍化してきたが、今後も高成長が見込まれる。
また2006年上半期は、ベンダーの順位に大きな変動があった。国内ブレードサーバ市場では、出荷金額でIBMが1位、日立製作所が2位、NECが3位。IBMは首位を維持したが、前年同期と比較して、シェアを9.2ポイント下げた。前年同期に5位であった日立製作所は、x86ブレードサーバの出荷が大幅に伸び、IA64ブレードサーバの販売も軌道に乗り始めたことから出荷金額を大きく伸ばし、2位に順位を上げた。
同市場について、IDC Japanサーバリサーチアナリストの高藤郁雄氏は、「ブレードサーバ市場は、いまだ成長過程にある。そのため、ベンダーのポジションは流動的である。市場が成熟する前の早い段階で、いかに市場シェアを獲得できるかが明暗を分けるであろう」と語っている。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ブレードサーバー市場 2006年のベンダー分析」にその詳細が報告されている。本レポートでは、2006年上半期(1月~6月)までの国内ブレードサーバ市場の出荷動向とベンダーの競合環境を分析したものである。さらに、IDCリーダーシップグリッドを用いて、主要ベンダー(富士通、HP、日立、IBM、NEC)の競合分析を行っている。
NEWS(2007年2月)
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SIer・ベンダ
- 前年同期比46.3%増、ベンダーの順位が大きく変動-国内ブレードサーバ市場(IDC Japan)
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