gooリサーチ結果
「第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」に関する調査結果
-050型IP電話から0AB~J型IP電話への切替意向は4割以上-
NTTレゾナント
NTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所は、共同で提供する国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」登録モニター及びgooユーザを対象に「第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」として、IP電話の利用実態について調査を実施した。
IP電話サービスとしては、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供する050型IP電話(電話番号が050で始まるIP電話サービス)がADSL回線の普及とともに利用されてきたが、最近では光ファイバ(FTTH)の急速な普及を背景に、0AB~J型のIP電話(通常の加入電話と同じ電話番号が使えるので、多くの場合は加入電話の番号をそのまま引き継げる)も利用が進みつつある。
有効回答者数40,054名のうち、IP電話の利用は、050型が22.6%、0AB~J型が13.6%となっている。また、利用層の8割が、利用しているIP電話に満足しているものの、050型IP電話ユーザの4割以上が0AB~J型への切替を志向している。今後のIP電話の利用意向は未利用者の63.4%を占めており、このうちの多くは0AB~J型のIP電話を志向している。現在光ファイバ(FTTH)とセットで0AB~J型のIP電話の普及が進みつつあるが、このような流れが今後さらに進むものと考えられる。
調査結果のポイント
- (1)IP電話の利用率は050型が22.6%、0AB~J型が13.6%
- 電話機を使ったIP電話サービスの利用率は、050型が22.6%、0AB~J型が13.6%であり、若年層より中高年層において利用率が高い。
- (2)8割以上のユーザがIP電話に満足
- IP電話の利用者の80.8%が現状で利用しているIP電話に「満足」または「やや満足」としており、現状利用しているサービスへの満足度は高い。
- (3)050型ユーザの約4割が0AB~J型への切替を志向
- 050型のIP電話ユーザから0AB~J型のIP電話への切替意向についてみると、「切り替えたい」が10.2%、「やや切り替えたい」が31.6%であり、合計すると4割以上を占める。
- (4)IP電話の利用意向は0AB~J型が56.3%
- IP電話を現在利用していない層を対象にIP電話の利用意向をたずねた結果、利用したいIP電話は、0AB~J型が56.3%、050型が7.0%であり、利用意向のない層は36.6%である。
- (5)付加サービスとのバンドル提供の利用意向は56.6%
- 付加サービスとのバンドル型(たとえばNTT東西の提供する「ひかり電話A(エース)のようにナンバーディスプレイや転送などの付加サービスと通話料分を組み合わせて一定の料金で提供するサービスのこと)でIP電話を提供するサービスの利用意向は、「是非利用したい」が10.4%、「やや利用したい」が46.2%と、半数以上が利用意向を示している。
- (6)高音質IP電話の利用意向は7割を超える
- 現在の加入電話よりも高音質のIP電話が登場した場合の利用意向については、「是非利用したい」が17.3%、「やや利用したい」が52.8%であり、両者合わせると7割を超える。
- (7)ソフトフォン型のIP電話サービス(Skype)の利用率は9.1%
- ソフトフォン型IP電話サービス(パソコンのソフトを通じてIP電話機能を提供するサービス)のSkypeの利用状況についてみると、9.1%が利用中、38.8%が今後の利用意向を示している。
NEWS(2007年2月)
NTTグループ関連
- 空港手続きの電子化に関する実証実験「SPTトライアル2007」に参加(NTTデータ)
- 日本版SOX法対応に向けた企業の内部統制強化を支援(NTT西日本)
- インターネット検定「.com Master★★」において随時受検可能なCBTによる検定を開始(NTTコミュニケーションズ)
- 光ファイバー・ADSL両セグメントの顧客満足度調査で第1位を獲得(ぷららネットワークス)
- 全社・全業務で情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得(ぷららネットワークス)
- 企業の内部統制強化に向けERPビジネスを加速-「ProActive E2」の提供開始(NTTソフトウェア)
- 既存PCをシンクライアント化して利用できるソフトウェア「コムウェアシンクライアント」(NTTコムウェア)
- Windows用音声処理ソフトウェア「音声工房」シリーズのバージョンアップ版をリリース(NTTアドバンステクノロジ)
- 050型IP電話から0AB~J型IP電話への切替意向は4割以上-gooリサーチ結果(NTTレゾナント)
SIer・ベンダ
- 前年同期比46.3%増、ベンダーの順位が大きく変動-国内ブレードサーバ市場(IDC Japan)
- 協業を強化してRFIDビジネス分野に本格参入-「Event Driven Architecture」の導入を促進(CTC/日本オラクル)
- 本格的なIPテレフォニー対応の中小規模IP-PBX「IPstage EX300 リリース2.0」を販売開始(OKI)
- 企業向けIPネットワーク運用管理ソフト「WebSAM NetvisorPro」を強化(NEC)
- 「Solaris 10」が情報基盤強化税制の対象に-「EAL4+」を取得(サン・マイクロシステムズ)
- 業界初、中小規模企業向けオールインワン統合ストレージシステム「AiO」を発表(日本HP)