FAX番号で相手先確認を行う、低価格で確実なFAX送信の仕組みを実現
FAX誤送信防止アダプタ「宛て先正くん」の販売についてNTTデータ
NTTデータは、FAX送信時の情報漏えいを防ぐためのFAX誤送信防止アダプタ「宛て先正くん」を、平成19年4月より販売開始すると発表した。「宛て先正くん」は、FAXの送り手と受け手がそれぞれFAX番号を入力し合い、その番号が一致した場合に初めてFAXを送信できる仕組みを採用しており、これにより、従来よりも確実かつ安全にFAXを利用することができる。
販売の背景
FAXは多数の企業において日常的に利用されているが、一方でFAXの誤送信による個人情報・機密情報の漏洩事例が後を絶たない。FAX誤送信の主な要因は、送信する側での番号聞き間違いや番号の押し間違い、受け取り側の番号言い間違いや表記ミスなどが挙げられ、対策としては、複数人による番号確認や、予め登録しておいた宛先番号一覧と突合するなどが行われていた。
しかし、これらの対策は正しい宛先番号が予め分かっている社内部署や得意先の場合には効果があるが、新規顧客や番号が変更になったときなど、初めて送る宛先の場合はその番号が正しいことを確認できず、誤送信の対策としては不十分なため、より確実な対策が求められていた。
FAX誤送信防止アダプタ「宛て先正くん」について
FAX送信者が入力した宛先FAX番号と宛先電話番号を記憶した上で、宛先担当者に電話をかける。これを受けた宛先担当者が、通話中に自社のFAX番号を電話機から入力すると、入力された2つの番号が同じであることを「宛て先正くん」が確認する。このようにして初めて宛先にFAXが送信できるようになる、FAX誤送信防止のためのアダプタである。
「宛て先正くん」の特徴
(1)初めての宛先番号でも間違いを防止
FAX送信時に、送信者と受信者が相互に番号を確認し合う仕組みのため、あらかじめ番号が分かっている社内部署や得意先だけでなく、新規顧客との送受信であっても、誤送信を防止することができる。事務所移転等により、番号が変わった場合でも、再度相互認証を行うことで、誤送信を防ぐことができる。
(2)簡単な設置作業
現在使用しているFAX機とFAX回線の間に「宛て先正くん」を接続し、回線種別設定を合わせればすぐに利用できる。
(3)同じ宛先への二回目以降の認証の手間を削減
FAX送信を行った宛先の電話番号とFAX番号をセットで記憶できるため、二回目以降のFAX送信時の相互認証行為の手間を省くことができる。
(4)ローコスト
FAX機1台からの導入可能なため、FAX台数の増減に柔軟に対応できる。また、サーバタイプのような大規模なシステム投資や運用の心配は不要。
◆価格
標準価格 75,000円(1台あたり、税込)
- 注1:購入後1年以内の故障時の修理・交換については無償にて対応。
- 注2:故障時の対応はセンドバック方式を基本とする。現地故障対応や操作問合せ等のサービスについては別途費用にて対応。
◆市場規模
企業や金融機関などを中心に、来年度3,000台、今後3年間で6,000台の販売を目指す。
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