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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

メッセージRに対応した緊急連絡・安否確認システム「Emergec@ll type-R」を開発

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は、災害などの緊急時等に担当者の一斉参集通知や連絡網として利用できる、緊急連絡・安否確認システム「Emergec@ll(エマージコール)」にNTTドコモのメッセージ配信サービス「メッセージR」に対応した、Emergec@ll type-R(エマージコール タイプアール)を新たに開発、NTTドコモのデータセンタで提供する「防災用一斉情報連絡系システム」に採用された。

地震、津波などの災害発生時には、発生直後の初動体制の確立が災害の復旧・減災にとって重要であるとされている。この度NTT-ATでは、一昨年から本格販売を行っている「Emergec@ll」に加え、メッセージRの配信機能を追加し、大規模災害時に発生する通信の途絶や回線の輻輳対策を強化した「Emergec@ll type-R」を開発した。

また本システムは、従来から提供してきた防災気象情報や緊急地震速報との自動連動機能に加え、震度ネットワークとの接続や消防指令台との接続をサポートし、災害発生時の行政機関の担当者や地域住民への情報提供システムとして強力にサポートする製品である。

Emergec@ll type-Rの特長

従来のEmergec@llの「待受iアプリ機能」「メール一斉配信機能」「管理機能」に加え、「メッセージR」を用いるため、メールアドレス変更やドメイン指定設定などの影響を受けずに、より迅速かつ確実な情報連絡が可能となった。

■type-Rの主な機能

(1)1通のメール送信のみで瞬間最大20,000通まで一斉送信ができる。

NTTドコモのメールセンター内でメッセージを複製して送信するため、配信側のメールサーバの負荷を大幅に低減できる。

(2)最近では迷惑メールブロック対策で、配信性能があがらない状況になってきている。Emergec@ll type-Rでは、一般のメール集中による入口輻輳や迷惑メール規制の影響を受けることなく一斉通知を行うことが可能である。

(3)メールアドレスを用いないため、メールアドレス変更やドメイン指定受信設定の影響を受けず、より確実な情報連絡が可能である。

■待受iアプリ機能(既存機能)

(4)受信者が回答操作を行うまで、アラームと振動を継続し、メッセージの「見落とし・見過ごし」などニアミスを防止できる。

(5)ボタンを2回押すだけの簡単な回答登録操作。

(6)回答履歴から、状況変化に応じて再回答が可能である。

■メール一斉配信機能(既存機能)

(7)通信会社を問わず、パソコン・携帯電話へのメッセージ送信が可能である。

(8)選択肢が用意されている(定型文、自由文、送信履歴)メッセージ配信により、簡単に送信が可能である。

■管理機能(既存機能)

(9)「配信済み」「到着済み」「確認済み」「回答済み」の4段階でステータスが把握可能である。

(10)ユーザ回答状況の一覧表示およびCSV一括出力が可能である。

(11)ユーザ情報のCSV一括登録・出力が可能である。

◆価格

詳細はお問い合わせください。

※メッセージR(リクエスト):
NTTドコモが提供する、iモード携帯電話(FOMAおよびmova)へ自動的に届くメッセージサービスの一つ。メールアドレスを登録することやアドレスを変更するたびに再登録したりする手間が不要。

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
ネットワークソリューション事業本部
営業部Emergec@ll担当
TEL:0422-37-9761
E-mail:nw-sales@ntt-at.co.jp

NEWS(2007年5月)

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