立体メガネ不要の3次元映像装置「SpaceIllusion 」新たにプロジェクタ投射型の大型ディスプレイを製品化し販売開始
NTTアイティ
NTTアイティは、裸眼で立体表示が可能な3次元映像装置「Space Illusion」にプロジェクタ投射型の大型ディスプレイを製品化して追加し、本年4月より販売を開始した。
「SpaceIllusion」は、NTTサイバースペース研究所が開発した新立体画像表示原理(DFD方式)を基に製品化された三次元映像装置で、長時間見続けても目が疲れない立体方式を採用している。2D表示と3D表示時の解像度が同じで、2Dと3Dを同時に表示することもできる。
また、オプションの「OpenGL対応ドライバソフト」と、2D映像コンテンツを「SpaceIllusion」の3Dコンテンツに変換する「2D-3D変換サービス」の利用により、特別な撮影装置や、専用コンテンツの新規制作は不要。既存のコンテンツを簡単に活用することができる。
従来、主にアミューズメントや車載組み込み用途など液晶パネルを用いた3.5~15インチサイズの製品が中心だったが、大型化の要望に応え、プロジェクタを用いた投射方式を採用し、40インチを超える大画面での立体表示を実現した。
投射型「Space Illusion」の特長
- (1)立体メガネ不要で長時間見続けても目が疲れない。
- (2)2Dと3D表示時の解像度が同じで、混在させることもできる。
- (3)CGゲームやDVD、映画といった既存のコンテンツも簡単に立体表示できる。
- (4)液晶パネルの大きさに左右されず、大型化しやすい(シースルー型)。
- (5)市販機器の組み合わせで、大型立体表示を実現。
投射型「SpaceIllusion」の製品構成
投射型にはハイブリッド型とシースルー型の2つのタイプがある。
ハイブリッド型SpaceIllusionの装置構成
オプションソフトウェアと変換サービス
(1)OpenGL対応ドライバソフト
OpenGLによりグラフィックスが描画される環境では、3次元形状モデルを含むコンテンツから奥行き情報を自動抽出し、リアルタイムに立体表示することができる。
(2)2D-3D変換サービス
通常のカメラで撮影した自然画など、奥行き情報を持たない既存の2Dコンテンツから、立体表示用画像を作成。既存コンテンツから実写映像の立体表示が容易に実現できる。
品名 | 価格(税別) |
---|---|
3次元映像装置 | 300万円 (42インチハイブリッド型の場合。設置費用は別途) |
OpenGL対応ドライバソフト [オプション] |
30万円/1ライセンス (利用環境に合わせたカスタマイズ費用は別途) |
2D-3D変換サービス [オプション] |
10秒程度の1シーン 20万円~ |
適用例
- 広告や各種イベントなどの映像展示
- 博物館、科学館などの展示や施設内の各種案内
- ショールームでのプレゼンテーション
- アーケードゲームなどのアミューズメント
※『SpaceIllusion』はNTT アイティの登録商標(出願中)。
お問い合わせ先
NTTアイティ株式会社情報デバイス事業部 昼間、伊藤
TEL:045-651-7650
E-mail:info-idj@ntt-it.co.jp
URL:http://www.ntt-it.co.jp/goods/idp/dfd/index.html
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