OKIは、企業の情報システム市場向けに、オープンソースソフトウェア（OSS）を活用したシステム構築を支援する「オープンソースソフトウェア・ソリューションセンタ（OSSC）」を開設した。

近年Linuxは、オープンシステムにおける第三の主要OSへと成長してきた。これと並行してOSSミドルウェアを活用したプラットフォームを業務システムに採用することが、新たな潮流として加速的に普及しつつある。OKIは、オープンシステムが主流となった1990年代初頭から一貫して、オープンスタンダードに基づく信頼性、可用性、性能に優れた業務システムの構築を手がけてきた。これまでに構築してきた業務システムは、銀行、証券、運輸流通、メガキャリア、官公庁、エンタープライズ、インターネットサービス事業者など幅広い分野にわたる。

今回開設されたOSSCの目的は、OKIが今まで培ってきたOSS関連技術を活かし、対象となる業務システムの規模、目的、要件に応じた企業情報システム向けプラットフォームを構築・提供することである。これらのプラットフォームは、OSSと商用ソフトウェアを適材適所に配した最適なアーキテクチャにより、TCOの削減と信頼性を両立する柔軟で俊敏なシステムを提供するために役立てていく。

また、OSSCの開設と同時に、主要OSSミドルウェアの活用を技術的に支援するプロフェッショナルサービス「e-OSSサービスパック」の提供も開始した。これは、OKIが推奨するOSSとその周辺ソフトウェアによるシステム構築を必要に応じて導入から運用までワンストップでトータルに支援するサービスである。