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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

携帯できる「デジタルペンゲートウェイ」を実現

-外出先でもデジタルペンの筆跡データを即時転送-

NTTコムウェア

NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 今井 郁次、以下 NTTコムウェア)は、モバイル端末でデジタルペンの筆跡データを即時にサーバーに転送できる、モバイル型のデジタルペンゲートウェイシステムを開発した。

モバイル端末の利用により、デジタルペンの利用範囲がさらに拡大する。

背景

アノト方式(*1)デジタルペン専用のアクセスポイント「デジタルペンゲートウェイ(*2)」は、現在、超小型Linuxサーバー(L-Box)を利用した“設置型”として提供しているが、固定設置できない場所や外出先からでも、筆跡データを即時に転送してデータ集計などができないか、という市場の要望に応えるため、モバイルへの対応を検討していた。

モバイル型デジタルペンゲートウェイシステムの特徴

モバイル端末とデジタルペン、専用紙を持ち出し、モバイル端末で通信可能な場所であればどこからでも、デジタルペンの筆跡データを即時にサーバーへ転送することができる。1台のモバイル端末で複数本のデジタルペン筆跡データが転送可能で、転送後はモバイル端末にデータを残さない。また、電波が届かないなど、モバイル端末で通信できない場所では、モバイル端末に筆跡データを一旦蓄積し、通信可能な場所へ移動した際に再送信することもできる。

モバイル端末のブラウザ機能を用いれば、サーバーで処理した結果を確認することも可能だ。

モバイル型DPGW(デジタルペンゲートウェイ)システム構成例
図1 サービスの提供イメージ

今後の展開

「デジタルペンゲートウェイ」は、設置型としては、美術館などの来場者アンケートシステムとしての実績のほか、学校や塾などの教育現場でも利用が検討されており、モバイル型「デジタルペンゲートウェイ」では、営業担当者の外出先での利用や仮設店舗での利用など、より柔軟な利用が期待されている。

利用条件に応じた「デジタルペンゲートウェイ」導入のコンサルティングを含むシステムインテグレーションサービスとして、より高度なデジタルペンソリューションへの対応を目指していく。

なお、現時点で本システムに対応しているモバイル端末は「FOMA M1000」だが、2007年12月にはNTTドコモのスマートフォン「hTc Z」にも対応する予定。

【用語解説】

(*1)アノト方式
スウェーデン アノト社(http://www.anoto.com)が開発した、専用の紙とデジタルペンを使った、入力ユーザーインターフェース技術。キーボードなどこれまでのインターフェースを操作することなく、慣れ親しんだペンと紙で、メモやイラストをデータ伝送できる。
(*2)デジタルペンゲートウェイ
アノト方式デジタルペン専用のアクセスポイント。L-Boxやモバイル端末といった「デジタルペンゲートウェイ」とデジタルペンの間はBluetoothで通信。複数のペンからの無線通信が可能。ケーブルで接続する必要がなく、デジタルペンを自由に持ち運ぶことができ、通常のペンと同様の使い方ができる。
  • ※L-BoxはNTTコムウェア株式会社の登録商標です。
  • ※その他、記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

NTTコムウェア株式会社
広報室 鹿間・田村
TEL:03-5796-4139
URL:http://www.nttcom.co.jp

NEWS(2007年9月)

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