中堅企業向けストレージ新製品「FAS2000シリーズ」を提供開始
-中堅企業の重要課題となる信頼性の高いデータ管理基盤の構築と、厳しいコスト削減の要求に同時に対応-日本ネットワーク・アプライアンス
上:FAS2020 下:FAS2050
日本ネットワーク・アプライアンス(NetApp)は、主力ストレージ製品群「NetApp FASシステム」の中堅企業向け新製品「FAS2000シリーズ」の提供を開始した。同シリーズは、従来のエントリレベル・ストレージ製品「FAS200シリーズ」の後継となる。従業員数が100人から1,000人程度の中堅企業市場を主な対象としており、ストレージ容量が最大24TBの「FAS2020」と、最大69TBの「FAS2050」の2種類の製品がある。
最小パッケージ構成の参考価格は、FAS2020が3,477,000円(税別)から、FAS2050が4,275,000円(税別)からとなっている。従来のFAS200シリーズと比較してストレージ容量を最大で4倍以上に拡大すると同時に、ディスクドライブには最大300MB/秒の高速転送帯域を持つ最新のインタフェース規格「SAS(Serial Attached SCSI)」をNetAppとして初めて採用するなど、ストレージに要求される基本性能を向上しながらも、従来のエントリレベル製品のFAS200シリーズとほぼ同等の価格帯で提供している。これにより、中堅企業の重要な課題となる信頼性の高いデータ管理基盤の構築と、厳しいコスト削減の要求に、同時に対応している。
投資の保護と容易なアップグレード
FAS2000シリーズは、NetAppの全ての製品に共通のストレージOS「Data ONTAP」を搭載している。Data ONTAPには、データ保護、セキュリティ、リモート管理など、データ管理に必要となる多くの機能が用意されている。Data ONTAPはNetAppのストレージ製品に共通のOSのため、NetApp製品間の完全な互換性が確保され、従来製品からのアップグレードやFAS3000シリーズ およびFAS6000シリーズへのアップグレードを簡単に行うことができる。ユーザーはData ONTAPの操作を習得するだけで済み、ストレージ製品毎に異なる操作や管理技術を習得する必要がないため、データ管理に関する運用管理の労力とリソースを大幅に削減することが可能となった。
リチャード・クリフトン氏
今回の発表で米NetAppのネットワーク・ストレージ事業部門 シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるリチャード・クリフトン氏は、FAS200シリーズのユーザーがFAS2000シリーズのシステムコントローラを導入すれば、既存製品をストレージシェルフとしてそのまま利用できることを強調した。これによって、最小限の費用で性能や拡張性を向上できるようになった。これはFAS2000シリーズからさらに上位製品へのアップグレードを行う際も同様である。
阿部 恵史氏
日本ネットワーク・アプライアンス マーケティング部の阿部恵史部長は、「FAS2000シリーズにより、中堅企業が求めるエンタープライズレベルの信頼性、拡張性、管理容易性を提供します」と語った。
お問い合わせ先
日本ネットワーク・アプライアンスTEL:03-5404-1200
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