NGNの基盤技術を実務型演習で修得、学校教育向け「実践型ネットワーク検証カリキュラム」の提供開始
NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジは、次世代ネットワークの基盤となるIPv6やSIPに関する技術や知識を実務形式で学ぶことができる「実践型ネットワーク検証カリキュラム」の提供を2007年8月より開始した。
「実践型ネットワーク検証カリキュラム」は、NTT-ATがこれまで培ったネットワークおよびネットワーク機器の検証技術や業務知識、またその実績と経験を基盤として、学校法人電子学園 日本電子専門学校との共同開発により、学校教育向けに展開したものである。本カリキュラムは、同校のネットワークセキュリティ科2年次の卒業研究課題として、また来年度以降はセキュリティログ解析として採択されている。
教育現場が求める実践型
「実践型ネットワーク検証カリキュラム」は、ネットワークおよびネットワーク機器の実践検証を通し、レイヤの概念から機器の操作「使える」、ログの解析「見える」、原因の特定「確かめる」を実務形式で学ぶことができる学校教育向けカリキュラムである。カリキュラムの進め方・指導方法について講師を対象とした講習会も合わせて提供を始めた。
本カリキュラムでは、次世代ネットワークの基盤となるIPv6やSIPに関する最新技術の習得を柱に、単に知識や技術(操作スキル)の習得に留まることなく、擬似環境における試験環境の検討と構築、ログ等の取得と活用方法、それらを用いた解析手法など、業務遂行に必要な原理・原則と実践的な応用力を体系的に身につけることを狙いとして構成されている。本カリキュラムの導入により、学生を即戦力に近い形でIT系企業に送り出すことができるため、専門学校をはじめ、ITスクール業界でも他校との優位な差別化が図れ、集客を高めることができる。
また、2005年に経済産業省が実施したアンケート「組込みソフトウェア産業実態調査」において、「学校教育で有効と思われる方法」という問いに対して、「プロジェクトベース演習(45%)」「企業との共同プロジェクト(38%)」という結果が得られており、企業のノウハウを取り入れた実践型演習内容が、教育の現場で求められていることが明らかである。
NTT-ATでは、本カリキュラムの提供を通して、専門学校等の教育機関へネットワークコース新設等のコンサルティング、カリキュラム内容の拡充を進める予定である。
カリキュラムの構成
◆基本コース
- オリエンテーション
- 技術講義
- 課題の提示
- 計画立案(管理手法)
- 手順書の作成
- 模擬環境構築
- 模擬環境を用いた検証
- 報告書作成
◆講師対象講習 基本:10名まで5日間
- カリキュラムの概要、進め方
- 課題の提示方法
- 管理手法
- 手順書・報告書の作成手法 等
提供価格(税込)
- アカデミック価格 42万円~
- 講師対象講習 63万円~
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社コアネットワーク事業本部
ユビキタスネットワーク事業ユニット
担当:兒玉(こだま)、奥本(おくもと)
TEL:0422-36-7543
FAX:0422-37-7966
E-mail:cun_sales@ntt-at.co.jp
NEWS(2007年10月)
NTTグループ関連
- ソリトンと情報セキュリティで協業-幅広いソリューションを実現(NTTデータ)
- 国内初「Arcstar IP-VPN」IPv6接続トライアル提供を開始-モニター企業を募集(NTTコミュニケーションズ)
- 日本SGIとメッセージング・ソリューションの販売・提供で協業-暗号化ソリューションを追加(NTTソフトウェア)
- 端末管理ソフトウェア「AdminITy Ver4.5」-ラインナップ拡充、および連携強化(NTTコムウェア)
- NGNの基盤技術を実務型演習で修得、「実践型ネットワーク検証カリキュラム」提供開始(NTTアドバンステクノロジ)
- ぷらら個人会員を対象に、「ぷららセキュリティ診断」を無料で提供(ぷららネットワークス)
SIer・ベンダ
- 中堅企業向けストレージ新製品「FAS2000シリーズ」-高信頼のデータ管理基盤の構築・コスト削減に同時対応(日本ネットワーク・アプライアンス)
- SaaS方式によるオンデマンド高速PDF変換サービス「NinjaPDF for AppExchange」(スカイコム)
- ストレージビジネスの本格展開に向け画期的なSANストレージの提供を開始(三井情報)
- XenSourceの買収によりサーバ、デスクトップの仮想化市場に参入(シトリックス・システムズ)
- 戦略的なパートナーシップを締結-次世代ネットワークにおける決済プラットフォームを共同で実現(NEC/Valista)
- Linuxサービス事業に参入するなど4つの重点施策でLinuxの普及を促進(日本オラクル)
- SaaSとして内部統制におけるログ活用サービス「Log Shelter(ログシェルター)」を提供-中堅企業に最適(JIEC/東京エレクトロン デバイス)
- SaaS型CRMアプリケーションの新製品「RightNow バージョン8」の発売を開始(CTC)
- 第4世代新無停止型サーバ、ftServer 4400、2500システムの受注を開始(日本ストラタステクノロジー)