インテルは、去る10月11日に都内で「次世代インテルvProプロセッサー・テクノロジー・コンファレンス2007」を開催した。同社は当日、「次世代のビジネス・クライアントPC」を実現する基盤である「インテル　vProプロセッサー・テクノロジー」における日本市場での発表が一年を経過した上での成果、次世代のインテルvProプロセッサー・テクノロジー搭載プラットフォームに含まれる革新技術、およびその新しいプラットフォームがもたらす利点を紹介した。

新しいインテルvProプロセッサー・テクノロジーには、今までの「運用管理機能」の強化に加え、新たに「セキュリティ対策」用の機能が強化・拡張された。新規追加されたプラットフォーム・テクノロジーである「インテル トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー(インテルTXT)」は、インテルのプロセッサーとチップセットの機能を拡張した汎用性の高いハードウェアのセットであり、対応ソフトウェアとの組み合わせによりプラットフォームのセキュリティ機能を強化する。すなわち、ソフトウェアによるセキュリティ機能だけでなく、インテルTXTが提供するハードウェア・ベースのセキュリティ基盤を利用することにより、PC上で格納・処理・交換される情報の保護レベルを格段に高めることが可能となる。よってIT業界に「ハードウェア・ベースのセキュリティ」という新しい価値をもたらすことになる。

また今回のテクノロジー・コンファレンスでは、開発中のソリューションの紹介とともに、インテルvProプロセッサー・テクノロジーの具体的な利用例についてデモが行われた。