超小型・軽量の赤外線ワイヤレス音声ガイダンスシステム「ATUbique」を開発
NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジは、赤外線を用いた超小型・超軽量のワイヤレス音声ガイダンスシステム「ATUbique(アットユビーク)」を開発し、2007年10月中旬より試行販売を開始した。
・USB 接続型赤外線送信器ATU-U1(左) ・耳掛け型受信器ATU-H1(右)
(USBケーブルは含みません)
「ATUbique」は、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所が開発した1ビット量子化A/D変換技術を搭載することで、送・受信機の超小型・軽量化を図ることができた。本製品は、赤外線方式の受信ユニットとPCへのUSB接続が可能な送信器で構成され、病院などの携帯電話や無線機器を使用できない場所などでも利用でき、またデジタル通信のため雑音がなく明瞭で使いやすい音声ガイダンスシステムが構築できる。
いつでもどこでもパーソナルな音空間を実現
近年、携帯電話、携帯オーディオプレーヤー、ワンセグ放送などの普及に伴い、いつでもどこでもパーソナルな音情報を携行することができるようになった。しかし、現在使われているイヤホンやヘッドホンの大半は有線タイプのため、コードの取り扱いが煩わしかったり、接続部の接触不良を起こすなどの不具合が生じることもある。また、現在のBluetooth*1方式によるワイヤレスのイヤホンやヘッドホンでは、消費電力の関係から使用時間が制限されたり、無線を用いているために場所によっては使用を制限される場合がある。
今回、NTT-ATが開発した赤外線ワイヤレス音声ガイドシステム「ATUbique」は、いつでもどこでもパーソナルな音空間を実現でき、有線あるいは無線を用いたイヤホンやヘッドホンに生じる問題もなく、受信器は超小型・軽量で低消費電力のため長時間の使用ができる。また、赤外線の送信範囲を限定、もしくは拡大することにより、特定の人へのスポット的な送信や、多人数への同報送信が可能である。
これまで、NTT-ATでは高知城*2での観光ナビゲーショントライアルなどで音声ガイダンスシステムの構築を行ってきたが、この度、USB接続ができる赤外線送信器の超小型化を実現した。これにより、PCなどを利用したパーソナルな音空間を手軽に創り出すことが可能です。
*1:2.4GHzの周波数帯を用いた、半径10~100m程度の短距離無線通信技術の一つ
*2:http://www.ntt-west.co.jp/news/0512/ 051213b.html
「ATUbique」の特長
- NTTマイクロシステムインテグレーション研究所が開発した1ビット量子化A/D変換技術を搭載することで、送・受信器の超小型・軽量化を実現。
- 受信器は、事前設定や電源のON/OFFなどの操作なしに使用可能。
- 受信器は、コイン形電池のみで長時間の使用が可能。
- 赤外線方式のため病院など携帯電話や無線機器を使用できない場所での使用も可能。
- 赤外線はデジタル通信のため、雑音がなく明瞭な聞き取りが可能。
- ひとつの送信器に対して、複数の受信器での同時受聴が可能。
- 赤外線送信器へはUSB接続により、オーディオ信号と電源の供給が可能。
価格
- ・赤外線送信器 ATU-U1
- 22,000円(税込 23,100円)
- ・イヤホン型受信器 ATU-E1
- 18,000円(税込 18,900円)
- ・耳掛け型受信器 ATU-H1
- 15,000円(税込 15,750円)
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社メディアインテグレーション事業ユニット
ATUbique(アットユビーク)担当
TEL:0422-36-5051
E-mail:ATUbique@ntt-at.co.jp
NEWS(2007年12月)
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