レガシー・システムの現代化とSOA導入を容易にするILOG JRulesにCOBOLアドオンを発表
アイログ
ビジネス・ルール管理、最適化、可視化技術で企業の迅速な意思決定を支援するアイログは「ILOG Rules for COBOL」を発表した。これは、アイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)の主要製品、ILOG JRulesに対する新しいアドオン・モジュールである。ILOG Rules for COBOLは、IBM製メインフレームに大きな投資を行ってきた企業を対象として、SOA(サービス指向アーキテクチャ)への移行といったレガシー・システムの現代化を支援することを目的に開発された。
保険会社、銀行、政府機関、情報通信企業を含む多くの企業や組織は、ミッションクリティカルなアプリケーションをメインフレーム・コンピュータで運用している。また、その多くは、アプリケーション・プログラムがCOBOL言語で書かれており、特別なプログラム知識が必要になるにもかかわらず、その人材を維持することが急速に難しくなっている。そのため、メインフレームで実行するCOBOLに書き込まれているビジネス・ポリシーの見直しや変更が容易でないことが多く、業務の変化への対応が様々な場面で遅れつつある。
今回発表されたアドオン・モジュールILOG Rules for COBOLを利用すると、IBMメインフレームのユーザー企業は、COBOLによるデータ構造を対象としたルールの作成と管理が可能になり、ルールの実装もはるかに簡単になる。メインフレームに多額の投資を続けてきた企業の中で最先端のSOA環境への移行を希望している企業にとっては、このCOBOLアドオン・モジュールを利用することで、大幅なコスト削減が予想される。
NEWS(2008年5月)
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