電子認証サービスを展開するグローバルサインとミラポイントジャパンは、ミラポイントが販売するメールアプライアンス製品に、グローバルサインのSSLサーバ証明書が正式対応して、今後は共同でエンタープライズ・メールセキュリティの推進を行うことを発表した。これにより、世界中で日々稼動する1億2,000万以上のミラポイント製メールボックスへのアクセスにおいて、グローバルサインのSSLサーバ証明書を活用したPOP over SSL／IMAP over SSL／SMTP TLS等が利用できるようになった。

近年、Eメール・メッセージングは、エンタープライズ・ビジネスに欠かせないインフラとなっており、これに伴い、メールセキュリティの重要性は企業統治や内部統制の観点からも高まってきている。しかし、一般的には、スパム対策やウイルスメール対策ばかりがメールセキュリティと考えられ、Eメールを利用する際に最も身近なアクションとなるEメールクライアントとメールサーバ間の通信におけるセキュリティ確保が見落とされがちである。メールプロトコルには暗号化等のセキュリティが施されていないため、Eメールクライアントとメールサーバ間の通信を確保するには、POP over SSL／IMAP over SSL／SMTP TLS等のメールセキュリティ技術が有効な手段となる。

今回、グローバルサインのSSLサーバ証明書がミラポイントのメールアプライアンス製品に正式対応したことにより、ミラポイントのメールアプライアンス製品とそれを利用するメールクライアント間のSSLを利用した通信が第三者認証されることになった。