NTTグループは、これまで1999年に制定した“NTTグループ地球環境憲章”“地域コミュニティへの貢献”“最先端の環境技術による貢献”の3つの柱からなる「NTTグループ・エコロジー・プログラム21」、及び2006年に制定した「NTTグループCSR憲章」に沿って、地球環境保護等への貢献に努めている。特にNTTグループのCO2排出量の90％以上を占める電力使用量の削減についてはTPR（トータルパワー改革)運動など、グループ一体となった省エネ活動を展開してきているが、このたび更なる地球温暖化防止活動として、ソーラーシステムを中心とした自然エネルギー利用を促進する施策「グリーンNTT」をグループ一丸となって推進していくことを発表した。

「グリーンNTT」の取り組み内容

NTTグループは、2012年までに5MW規模のソーラーシステム等の導入を進めるとともに、NTTグループ内でのソーラーシステムを中心とした自然エネルギー利用普及のための有限責任事業組合「NTT－グリーンLLP」を新たに設立する予定。具体的な取組みの内容は、以下の通りである。

①NTTグループにおけるソーラーシステム等の導入

NTTグループはこれまで112箇所で1.8MW規模の自然エネルギー発電システムを導入しているが、5MW規模までの拡大を目指して、以下の取組みを進める。

・グリーンR&Dセンタ：NTTグループの研究所にソーラーシステム等を設置。

・グリーン設備センター：NTTグループ各社の通信設備センター／データセンターをはじめとした事業用ビルに、ソーラーシステム等を導入。

②ソーラーシステムを中心とした自然エネルギー利用の普及に向けたLLP（有限責任事業組合）の設立

NTTグループのソーラーシステム導入を促進するため、グループ各社が出資する「NTT－グリーンLLP」を、本年7月を目途に新たに設立する予定。本LLPは、NTTグループにおけるソーラーシステムの積極的導入促進に活用するとともに、将来的には、グループ外への拡大など、ソーラーシステム等の更なる普及促進への活用も検討していく。