顔検出機能をLSIなどに実装する「顔画像処理ハードウェア IP」を発表
OKI
OKIは、顔画像処理ミドルウェア「FSE」の顔検出機能をLSIなどに実装する「顔画像処理ハードウェアIP」を開発し、販売を開始した。
OKIでは、FSEを携帯電話市場、デジタルカメラ市場へ提供し、好評を得てきた。2006年11月から販売している「FSE Ver.3」では、画像から複数の人の顔を検出し、個人を識別する機能を提供するなど、デジタルカメラの顔検出オートフォーカス機能などで採用されている。最近は、これらの機器の使い勝手をさらに向上させるため、より速く応答できる顔検出機能が求められていた。それには、高い処理能力のあるCPUが必要だが、CPUの処理能力を高めるとバッテリでの使用時間が短くなるという問題がある。そのため、CPUでの処理能力を変えることなく高い応答性を実現する顔検出ソリューションの提供が求められていた。
OKIは、このような市場ニーズに応えるために、顔検出機能のCPU処理量が多い部分をハードウェアロジックで実現し、LSIで実装する「顔画像処理ハードウェアIP」を開発した。これを使用することで、CPUの処理能力が高くない組込機器でも、30fpsという高速での顔検出が可能になった。
OKIは、顔画像処理ハードウェアIPの販売により、既に顔検出機能を搭載している中上位機種のデジタルカメラへの採用拡大に加え、FSEを搭載できなかった比較的低価格なデジタルカメラやカメラ付き携帯電話への採用拡大を図っていく。また、顔検出機能に引き続き、個人識別機能のハードウェア IPの開発、提供も行っていく予定である。
お問い合わせ先
OKI ヒューマンセンシングベンチャーユニットURL:http://www.face-sensing-engine.jp/ OKIネットワークLSI マーケティング本部
URL:http://www.oki.com/ssl/onw/panf.htm/
NEWS(2008年6月)
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