NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

「レセプトオンライン接続サービス」を9月より提供開始

NTTデータ

NTTデータは、医療機関・薬局等が既存のインターネット環境を利用して、審査支払機関へのレセプトオンライン請求を可能とする「レセプトオンライン接続サービス」を本年9月より開始する。

背景

医療機関・薬局等は医療保険負担分の報酬について診療報酬明細書(レセプト)をもとに健康保険組合などに請求を行っているが、平成23年度以降原則すべての保険医療機関・保険薬局においてネットワークを介した電子的なレセプト請求「レセプトオンライン請求」が義務化されることになる。そのため、各医療機関・薬局等ではレセプトオンライン請求実施のための高セキュリティなネットワーク接続環境を整備することが求められていた。そこで、レセプトオンライン請求に関するセキュリティ条件を定めた厚生労働省の「レセプトのオンライン請求に係るセキュリティに関するガイドライン」及び「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が平成20年3月に改定されたことにより、一定のセキュリティ条件を満たせば、レセプトオンライン請求をインターネットを利用して行うことが可能となった。

今回提供のレセプトオンライン接続サービスは、医療機関・薬局等のインターネット環境にルータを設置するという簡単な方法により、インターネット上に医療機関と審査支払機関との間に仮想的な専用線を構築した、セキュリティ性の高いレセプトオンライン請求専用ネットワークである。これにより、医療機関・薬局等は複雑な設定をすることなく、ガイドラインに準拠したレセプトオンライン請求専用の環境を安心して利用することができるようになる。

レセプトオンラインの特徴

・既存の環境(ネットワーク、PC機器等)を最大限に活用

医療機関・薬局等で現在使用中のインターネット回線を利用できる。(主要なOS:Windows、Linux等に対応)

・ルータ接続のみの簡単設定

医療機関・薬局等の環境に合わせてセキュリティ設定済みのルータを接続するだけですぐに利用できる。

・高セキュリティのネットワーク環境

オンデマンドVPN技術を生かしたIPsec+IKE暗号化技術により、高セキュリティのネットワークを実現。

・運用後のサポートも含めて包括的なサービスを提供

NTTデータのヘルスケア分野における豊富な実績を基に、充実したサポートを提供している。

販売方法について

本サービスはビジネスパートナーを通じて9月より販売を開始する予定である。ビジネスパートナーの対象として、地域医師会、NPO法人やレセコンベンダー、ハードベンダー等を想定している。提供価格はオープン価格となっている。

今後の展開について

NTTデータは本サービスにより市場の30%のシェア獲得を狙い、2010年度末までに累積40億円の売上を目標としている。

NTTデータでは現在、医療・福祉・介護の各分野において様々なサービスを提供している。今回のレセプトオンライン接続サービスで、セキュアなネットワーク基盤の提供が開始されることにより、各分野におけるアプリケーション、ネットワークなどを組み合わせたトータルソリューションの提供環境が整備されることになる。今後はさらに積極的に新たなサービスを展開し、医療・福祉・介護をはじめとした地域医療連携の充実に貢献していく。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
サービス問い合わせ受付窓口
TEL:050-5526-1390

NEWS(2008年8月)

ニュース

NTTグループ関連

SIer・ベンダ


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。