NTTアイティは、別々のLANに接続されているテレビ会議端末同士を、世界で初めてインターネット経由で簡単に接続できる専用のUSBメモリ「MeetingPlazaコネクタ」を開発した。これにより、異なる会社間のテレビ会議がインターネットを介して手軽に実現できる。「MeetingPlazaコネクタ」は６月より販売、８月からASPサービスの提供を開始する予定。

開発の背景

これまでテレビ会議は、操作が簡単で高性能なカメラを標準搭載という利点の反面、接続待ちポート番号が動的に決まるといった通信方式のためにファイアウォールやルータと相性が悪く、社外のテレビ会議端末との接続は一般的ではなかった。

一方、Web会議はインターネットでの使用を前提としていることが多く、社外との接続はセキュリティを維持しつつも比較的簡単で、一般的な利用形態となっていた。

そこでNTTアイティは、使い勝手の良いテレビ会議の端末を利用し、Web会議のようにインターネットを介して社外とテレビ会議を行いたいという市場のニーズに応えるため、「MeetingPlazaコネクタ」を開発した。

概要

「MeetingPlazaコネクタ」はPCに挿して使用するUSBメモリタイプのハードウェア製品。本製品を使用してテレビ会議端末同士を接続するには、インターネットに設置するMeetingPlazaサーバが必要。テレビ会議端末から送信される音声・映像は、本製品で中継されてMeetingPlazaサーバに送信される。本製品とMeetingPlazaサーバ間の通信にはHTTPを利用、ファイアウォールやHTTPプロキシサーバのある環境でも、テレビ会議端末同士の通信が可能になる。また、本製品は企業内で広く使用されているWindows XP で動作し、USBメモリタイプであるため可搬性に優れている。

主な仕様

価格

（1）MeetingPlazaライセンス※3を購入済のお客様

（60＋Ｎ×10）万円（Ｎは本数で、１本単位）
（例）４本：100万円

（2）ASPを契約中のお客様への提供

１本あたり、初期費用：２万円
月額利用料：１万円。
どちらもASP料金に加算。