東京~沖縄間コールセンタ接続を、高品質・低コストなEthernet統合ソリューションで実現
-長距離区間のネットワークコストを大幅削減-NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)と、NTT西日本沖縄支店は共同で、長距離区間のネットワークコストを大幅に削減できるイーサネット統合ソリューションを、両社が提供するAxerra Networks(以下、Axerra社)のマルチサービスIPコンセントレータ「AXNシリーズ※1」とNTTコミュニケーションズの広域イーサネットサービス「e-VLAN※2」を利用し、国内大手コールセンタ数社に導入した。
導入の背景
沖縄県では、地域振興の施策としてIT企業、コールセンタ企業等の誘致を推進するための「新通信コスト低減化支援事業」が実施されている。その施策を利用しているコールセンタ企業のネットワークへ、NTT-ATが提供するPseudo-Wire※3技術を用いたマルチサービスIPコンセントレータ「AXNシリーズ」とNTTコミュニケーションズの「e-VLANイーサアクセス(東日本・西日本タイプ)」を組み合わせ、イーサネット統合ソリューションとして提案した。その結果、音声接続に重要な短い遅延時間や安定したクロックリカバリ精度などの品質面と、かつ長距離区間であっても高コストの専用線に比べてランニングコストが格段に安価で済む点が高く評価され、国内大手コールセンタに多数導入されることになった。
導入による効果
①長距離区間の音声転送にかかるランニングコストが大幅に削減できる。
②交換機の既存インタフェースに変更を加えることなく、有効活用できる。
③音声応答や転送機能など、オペレータの利用方法はソリューション導入前と変わらないため、ネットワークの変更を全く意識せずに使うことができる。
④アラーム転送など、専用線利用時と同等の保守運用ができる。
⑤音声圧縮機能を利用している場合、ソリューション導入後、音声品質の改善が期待できる。
⑥一拠点で複数契約している専用線を、ひとつのイーサネットサービスに集約できる。
「AXNシリーズ」の採用実績
日本を含め世界の30ヶ国以上で採用され、数千ユニットの導入実績がある。
価格
ソリューション内容・規模に応じて異なるため、詳細はお問い合わせください。
- ※1:AXNシリーズ
- 専用線やATM、フレームリレーなどのレガシーサービスを、端末側の設定変更なしでIP/イーサネットに変換して送ることができる装置。Pseudo-Wire技術の標準化を牽引している米国Axerra Networks社の製品。大手金融機関におけるフレームリレーのIP化等の実績あり。
- ※2:e-VLAN イーサアクセス(東日本・西日本タイプ)
- 高い信頼性で業界トップレベルのSLAを誇る、NTTコミュニケーションズの広域イーサネットサービス。イーサアクセス(東日本・西日本タイプ)は、NTT東日本・西日本のイーサアクセスを利用してエンド・ツー・エンドまでワンストップに提供するメニューである。
- ※3:Pseudo-Wire
- 擬似回線。専用線やATM、フレームリレーなどのレガシーサービスをIP/イーサネットでカプセル化し、IP/イーサネットなどのパケットネットワーク上で、あたかも専用線やATM、フレームリレーを使っているかのような接続を可能にする技術。
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社ネットワークソリューション事業本部
基盤NIビジネスユニット
TEL:03-5956-9055
FAX:03-5979-7522
E-mail:optical-nw@ntt-at.co.jp
NEWS(2008年9月)
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