伊藤忠テクノソリューションズ（以下、CTC）は、デジタルフォレスト社との販売代理店契約締結を発表した。これに伴いCTCでは、豊富な情報戦略基盤の構築技術と、デジタルフォレスト社のアクセス解析ツール「Visionalist」を組み合わせた、統合戦略ソリューションの販売を本格的に開始した。

Visionalistには、ASP方式の「Visionalist ASP」と、ライセンス販売型の「Visionalistエンタープライズ」がある。CTCは、提案からサイジング、構築作業を含めたVisionalistエンタープライズのシステムインテグレータとして、初めての販売代理店となる。

Visionalistは、アクセス解析市場では代表的なツールの１つで、WebマーケティングのPDCAサイクルを効果的に回し、マーケティング活動におけるWebサイトへのコンバージョン効果と広告投資効果を最大化するツール。Webサイト利用者の行動パターンや経路分析など、様々なサイトや広告の効果分析を詳細に行うことで、Webサイトの課題を明らかにし、適切なアクションへと結び付けることを可能にする。徹底的に深く掘り下げた分析ができる機能と、Webの専門知識がなくても一目でサイトの状況が把握できる理解しやすさが特長。

Visionalistエンタープライズは、セキュリティ、カスタマイズ等の理由からASPサービスが導入できない、月間数100万PV～数10億PVのサイトを持つ企業向けのソリューション。CTCでは、高性能なDWH専用アプライアンス製品「Netezza Performance Server（NPS）」とVisionalistとの組み合わせモデルを中心に、月間3,000万PV以上の中・大規模サイトを中心に、ソリューションを提供していく。

CTCとデジタルフォレスト社は、今回の締結に伴い、これまでのASP分野での協業関係をさらに強化。大量データの分析が可能になるNetezza+Visionalistを中心としたWebログ解析ソリューションビジネスを強化していくと同時に、BIにおいても重要な要素となりつつあるWebログデータを含め、その他企業の様々なデータを取り込み、統合的な分析ソリューションビジネスの提供を強化し、販売を促進していくとしている。