日本ストラタステクノロジーは、同社初のハイアベイラビリティ・ソフトウェア製品「Stratus Avanceソフトウェア」の販売を開始する。

Avanceは、Citrix XenServer仮想化プラットフォームをベースに開発されており、２台のサーバを１組として構成する。一般的なx86ベースのサーバでの稼動が可能で、これまでのWindowsやLinuxに対応していたハイアベイラビリティ・ソフトウェア（HAソフトウェア）に比べ、非常に安価でかつ簡単に高可用性システムが構築できる製品である。

Avanceは、Small- Medium- Businessマーケット、工場拠点や地方に分散するシステム等での活用に適した製品である。このような拠点システムは、重要でありながらも信頼性対策が十分でない場合も多く、システム管理者のリソースも不足がちである。さらに、各拠点での仮想化環境への移行も非常に円滑に行うことができるので、設備投資の削減にもつながる。例えば、診療所、チェーンストア、サービスエリア、銀行や証券会社の支店、工場の生産管理、倉庫管理、各拠点の配送システム等のシステムに最適である。Avanceの主な特長は次のとおり。

・多くの業界標準を採用：業界標準のx86サーバ２台を使用して構築可能。仮想化プラットフォームとしてCitrix XenServerを採用。

・柔軟な信頼性を提供：物理サーバ上のハードウェアの状態を常に監視して、その状態に応じて適切なオペレーションを自動的に行う。

・安価で簡単に導入可能：サーバ間で内蔵ディスクをミラーリングするので、共有ディスクは不要。

その他、様々な管理・保守機能を提供している。