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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

NTTコムが三菱電機と情報家電の高度利活用技術の研究開発に関するフィールド実証実験を実施

NTTコミュニケーションズ

NTTコミュニケーションズと、三菱電機は、総務省が平成18年から平成20年の間に実施する「情報家電の高度利活用技術の研究開発」に基づき、実験協力企業との連携のもと、情報家電の利活用モデルを技術面、運用面の検証・評価のためフィールド実証実験を実施した。

ユビキタス社会の進展に伴い、家庭内において情報家電端末の利用シーンが増えている。情報家電及び情報家電向けのサービスが家庭内に一層浸透していくためには、利用者個々の特性や要望に応じたサービスを「簡単」・「安心」・「安全」に利用できる環境が求められている。

今回のフィールド実証実験では、情報家電を「簡単」・「安心」・「安全」に利用していくために、NTTコミュニケーションズと三菱電機が開発した、情報家電の設定を簡素化する技術や高度な認証技術(表1参照)を検証・評価するとともに、実験協力企業と連携し情報家電を用いた新たな利活用モデルの有用性を評価した。実証実験の概要は以下の通り。

表1 情報家電の設定を簡素化する技術、高度な認証技術
情報家電の設定を簡素化する技術、高度な認証技術
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(1)テレビ番組リマインドサービス「かざしてリマインダー(仮称)」実証実験

  • 協力企業:日本テレビ
  • 実験内容:テレビ番組広告と番組リマインドメール登録が一体となったサービスにて、設置機器端末へのソフトウェア配信のシステム負荷・レスポンスタイムなどの検証・評価を実施。モニターは、おサイフケータイをかざすだけの簡単な操作で、手軽にサービスの登録が可能。
  • 実験期間:平成20年12月3日~12月12日
  • 実験場所:日本テレビ本社、NTT日比谷ビル、汐留ビルディング、三菱電機情報技術総合研究所

(2)独居高齢者見守り・健康サポートサービス「みまもりアシスト(仮称)」実証実験

  • 協力企業:安全センター
  • 実験内容:独居高齢者宅のドア、ふすま、冷蔵庫などに振動センサを取り付け、家庭内での活動情報を機器認証によるセキュアなネットワークを介して蓄積・解析。これにより、人のアルゴリズム情報をソフトウェア配信機能により変更することでのシステム負荷・レスポンスタイムなどの検証・評価を実施。モニターに対しては、蓄積した情報から健康状況や安否状況を把握し、安全センターの「健康・医療型緊急通報サービス」を補完する。
  • 実験期間:平成20年12月上旬~平成21年1月下旬
  • 実験場所:東京都練馬区、千葉県柏市

NTTコムと三菱電機は、今回のフィールド実証実験で得た成果を学会等へ発表し、広く標準化を進めるとともに、今後も情報家電を用いた安心・安全・便利なインターネットサービス利用に関する研究開発を進め、情報家電利用者への新しい価値、ライフスタイルの提案や新たなビジネス機会の創出に取り組む方針だ。

お問い合わせ先

NTTコミュニケーションズ株式会社
経営企画部 広報室
TEL:03-6700-4010
三菱電機株式会社
広報室
TEL:03-3218-2333

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