アルカテル・ルーセントは、次世代製品として新たに「7210サービス・アクセス・スイッチ（SAS）」の発売を開始した。同製品は、フットプリントが小さく、キャリアイーサネットをよりユーザーに近いところまで展開するために最適なデバイスである。7210 SASの高い管理性により、企業ユーザー直収サイトや企業拠点でもQoS（サービス品質）が保証され、キャリアイーサネットを使ったより豊富なサービスやアプリケーションの需要に応えることができるようになる。

7210 SASはCLE（Customer Located Equipment）として設計されており、企業ユーザーの拠点やMTU（マルチテナントユニット）に設置することができる。高い可用性、管理性の高いイーサネットサービスやIP-VPNサービスにより、条件の厳しい企業ユーザーの用途に対応し、通信事業者の収益向上を支援する。また、7210 SASは2004年以降、100ヶ国以上で260もの通信事業者に採用され、3万台を超えるスイッチやルータに実装されているアルカテル・ルーセントのSR OS（サービスルータオペレーションシステム）を搭載している。これにより通信事業者は、ネットワークのコアからエッジまで機能の整合性、QoS、管理などのためのコストを削減することができるようになる。

7210 SASの投入によりアルカテル・ルーセントは、400億ドル規模（2008年IDC調べ）の専用線市場がキャリアイーサネットへ移行するための強力なエンド・ツー・エンドのポートフォリオを通信事業者に提供していく。