ハードディスクを丸ごと乱数化し強固なセキュリティを提供するPC向けソリューション「Drive Protector Advance」の提供を開始
NTTコミュニケーションズ
NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、PCのハードディスクを丸ごと乱数化して、強固なセキュリティを提供する持ち出しPC向けソリューション「Drive Protector Advance(以下、DPA)」を2月20日より提供開始している。
客先でのプレゼンテーションや設計書の参照など、ビジネスの現場において、どこでもすぐに業務を行うことが非常に重要になっている。しかし、業務に必要なPCを社外に持ち出すと紛失や盗難による情報漏洩の原因にもなりかねない。このため、多くの企業でPCの社外持ち出しを禁止するという対策が行われており、業務効率の低下にもつながることが見られる。
DPAは高いセキュリティレベルを実現し、外出先でも安全にPCを利用してスピーディーな意思決定や、業務の効率化を図ることを目的にしたサービスである。情報漏洩リスクと業務効率化のためのPCの安全な持ち出しを同時に実現している。
DPAサービスの特徴
DPAサービスは、客先での金融商品の紹介・シミュレーション、建設現場での施主や関係業者との設計図面の共有など、様々なビジネスシーンでの利用が可能である。
①PCを盗難・紛失しても、情報が漏れる心配がない。
PCのハードディスクを、NTT Comが開発し特許申請中の独自アルゴリズムにより丸ごと乱数化し、PCと専用のUSBメモリに保存する。PCと専用USBメモリにはそれぞれ乱数データしか存在していないため、どちらか一方が紛失したり盗まれたりしても情報が漏洩することはない。さらに、乱数化アルゴリズムはシンプルな計算式のため、乱数化・復元の処理は従来の暗号化技術と比較して高速である。
②特別な操作が不要で、簡単に利用できる。
USBメモリをPCに直接、着脱するだけで、乱数化や復元を自動的に行う。また、乱数化はハードディスク丸ごとのため、乱数化を忘れて持ち出したり、乱数化すべきファイルの選定を誤ったりするトラブルは発生しない。
③必要なPC台数を購入するだけで、即導入・利用可能。
DPAはサーバーが不要なため、システム構築が必要なソリューションと比較して導入コストを安価に抑えることができる。また、導入後の運用コストも最小限に留めることができ、システム運用の手間も省ける。
提供価格(税込)は、PC(DPA専用ソフトウエア含む)、USBメモリ、付属品、保守・サポートを含み27万円程度/台である。
NTT Comは今後、利用可能なPCの機種、OSの拡大とともに、さらなるセキュリティ強化のためのICカード、指紋認証に順次対応していく方針である。
お問い合わせ先
NTTコミュニケーションズ株式会社金融イノベーションシステム部
セキュリティビジネス部門
鈴木・清松
TEL:03-6733-8215
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