ITサービスマネジメント国際認証規格「ISO/IEC20000」認証範囲を運用アウトソーシングサービスに拡大
NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本 迪雄、以下NTTコムウェア)は、2009年3月、ITIL(*1)を基に作られたITサービスマネジメントの国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証範囲を拡大した。
概要
今回認証を取得したのは、お客様システムの保守運用業務を行うカスタマサービス担当と、シンクライアント推進担当の2部門。カスタマサービス担当の認証取得により、MSP(*2)サービスのほぼ全範囲において「ISO/IEC20000」の認証を取得したことになる。NTTコムウェアでは、これまでもお客様のシステムやネットワークの運用、保守をはじめとする高品質かつ顧客満足度の高いITサービスの提供に努めてきたが、今回の認証拡大は、その取り組みが国際規格に適合すると第三者機関に評価されたものである。
今後の展開
NTTコムウェアでは、ITサービスマネジメントにおける継続的な改善および品質向上のため、早期より、ITILプロセスの導入、「ISO/IEC20000」の認証取得、ITILファンデーション資格・ITILマネージャ資格の取得者の育成に力を入れてきた。今後も「ISO/IEC20000」の認証拡大はもとより、ITILの新しいバージョンであるITIL V3の導入をはじめ、更なるサービス品質の向上、お客様からの信頼向上に努めていく。
認証概要
◆事業所
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 サービス事業本部 サービスプロバイダ部
◆認証範囲
PFS-BU AINCS担当、MSP-BU FSC24担当、MSP-BU カスタマサービス担当、MSP-BU サービスインテグレーション(流通)担当、シンクライアント推進担当が行う情報・通信システムの運用・保守及びそれに付随する戦略立案、企画、設計・構築のサービス事業に関わるITサービスマネジメントシステム
(下線が今回の拡大範囲)
◆認証登録番号
JUSE-IT-004
◆認証登録機関
財団法人 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター(*3)
◆認定機関
財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)(*4)
◆認証拡大日
2009年3月24日
【用語解説】
- *1 ITIL
- ITサービスマネジメントのベストプラクティス集(Information Technology Infrastructure Library)。2007年5月には、最新バージョンであるITIL V3が出版されている。英国及びその他の国における英国政府OGC(Office of Government Commerce)の商標又は登録商標。
- *2 MSP
- 企業が保有するサーバやネットワークの運用・監視・保守などを請け負う事業者(Management Service Provider)。NTTコムウェアでは、FSC24(IT運用管理アウトソーシングサービス)においてMSPサービスを提供している。
- *3 財団法人 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター
- 財団法人 日本科学技術連盟(日科技連)を母体とする、ISOの審査登録事業を行っている機関。
ISO9001、ISO14001、ISO/IEC27001、ISO/IEC20000等の審査登録機関を行っている。 - *4 財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)
- 中立的な公益法人として日本の情報化の発展に貢献するため、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度や、プライバシーマーク制度の運用を含む様々な事業を行っている。
※「FSC24」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。
NEWS(2009年5月)
NTTグループ関連
- 「CipherCraft®/Mail(サイファークラフト メール)サーバタイプ」の新バージョン(NTTソフトウェア)
- 「ISO/IEC20000」認証範囲を運用アウトソーシングサービスに拡大(NTTコムウェア)
- NTT-MEセキュリティキャンペーンの実施について(NTT-ME)
- 高感度、マルチチャネル計測が可能な生体物質測定システム「Smart SPR」(NTTアドバンステクノロジ)
- 情報共有ポータルシステム「EasyCommunicator for SNS」を販売開始(NTTアイティ)
- 企業のダイバーシティ活動の浸透をサポートするコンサルティング及びソリューション提供開始(NTTレゾナント)
SIer・ベンダ
- NGNに対応した多地点間HDテレビ会議システム~帯域保証されたネットワークで安定したHDテレビ会議(NEC)
- ASC社の通話録音製品「MARATHON EVOLUTION」の販売を開始(CTC)
- NTTファシリティーズと共同でデータセンターの省電力運用管理基盤システムを開発(日立製作所)
- セッションボーダーコントローラーを用いた日中韓NGNテストベッドでの国際共同実証実験を開始(OKI)
- クライド時代の企業データセンターに向けた「EMC Virtual Matrixアークテクチャ」を発表(EMCジャパン)
- 有事を想定したサーバデータ高速復旧ソリューション「サーバBCP支援パック」の提供を開始(OKINET)
- データセンターの仮想化を促進する業界初の「Unified Computing System」を発表(シスコシステムズ)
- OSSの導入・運用をサポートする「エンタープライズオープンソースセンター」を設立(オージス総研)
- データマイニングソフトウェアの最新版「UPASW Modeler13」をリリース(SPSS)
- 「Sybase IQ 15」分析サーバがデータウェアハウス向けに飛躍的な価格性能を実現(サイベース)