NTTレゾナント株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：中嶋孝夫）は、社員に対してダイバーシティ※を浸透させることを目指す企業向けに、ヒアリングやアンケート等からの現状分析の結果をもとにコンサルティングを行い、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）の機能を利用した両立支援ポータル「Carissimo（キャリシモ）」による社員の仕事と家庭の両立支援、研修、セミナーによる社員の理解促進、及びテレワークによる業務効率化等を提案、その後の導入・運用までをサポートするダイバーシティ活動の推進コンサルティングの提供を開始した。

※ダイバーシティ（Diversity）とは、「多様性」と訳される。社員一人ひとりがお互いの性別や国籍、価値観等の違いを認めると同時に理解し合うことで、新たなアイデア、発想が生まれ、企業力を向上させることができる。ダイバーシティ推進の先進国であるアメリカでは、女性管理職比率の高い企業は低い企業と比較しROE（投資利益率）が高いという結果も出ている。

背景

内閣府が平成20年４月に発表した「少子化社会白書」によると、少子高齢化に伴う人口減少により将来的な労働力不足が見込まれると共に、インターネットの発展による急激なグローバル化等により企業を取り巻く環境は大きく変化している。その変化に対応していくためには、社員一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮することが期待されてる。しかし、社員には育児、介護、病気等の事情を抱え、一定期間の会社のサポートが必要なケースや、長時間勤務により心身が疲弊し十分なパフォーマンスが発揮できないケース等が見られ、社員の働き方を見直す企業が増えてきている。

そういった状況を打破することを目的としたコンサルティングを開始した。

コンサルティングの概要

業種、規模、社員構成等により、企業の抱える課題は多岐に渡る。NTTレゾナントでは、企業に対し、ヒアリング、アンケート等による現状把握から課題を抽出し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）の機能を利用した両立支援ポータルやeラーニング、セミナーの開催など、問題の解決につながるソリューションの提案を実施する。さらに、ソリューションの導入や運用、効果検証まで行い、社内へのダイバーシティの浸透をサポートする。コンサルティングについては、次のフローにて実施する。

（1）現状把握

経営層及び社員に対してアンケートによる調査を実施するほか、対面ヒアリング等から、社員が理想とする働き方と現実のギャップ及び効率的な働き方を阻害している要因等を把握。

（2）現状分析

企業の経営理念及び目標等と「（1）現状把握」の結果から課題を抽出。

（3）ソリューションの提案

育児休暇中の社員、社員の上司、総務担当、育児休暇を経験している社員を中心とし、SNS機能を利用した、家庭と職場をつなぐ両立支援ポータル「Carissimo（キャリシモ）」運営やテレワークツールの導入、管理者及び社員に対する理解促進のためのセミナーの実施等企業様の課題に即したソリューションを提案。

（4）検証

アンケート実施等により、目標に対する達成度合いや効果の検証を実施。