セッションボーダーコントローラーを用いた日中韓NGNテストベッドでの国際共同実証実験を開始
OKI
OKIは、KDDI研究所とともに、日中韓情報通信大臣会合の枠組みの下、NGNの国際間コーデック変換および品質制御管理について国際共同実証実験を開始した。
今回の実証実験は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)からの委託研究「次世代ネットワーク(NGN)基盤技術の研究開発」の一環として行われるもので、これまでの委託研究成果を活用するものである。具体的には、新たに開発したスケーラブルなコーデック変換機能や国際標準化に成功したMPM機能をセッションボーダーコントローラー(SBC)に実装し、これを日中韓次世代ネットワークテストベッド(CJK-NGNテストベッド)に設置して行う。この実証実験の進展により、NGNの国際標準化のリーダーシップの発揮とNGN本格運用に向けた成果の活用が期待されている。
総務省は2008年3月よりCJK-NGNテストベッドによる国際共同実験を推進しており、NGN基盤技術の研究開発の一環として、KDDI研究所、NTT、OKIを中心に、日中韓の各実験網を国際IP回線で接続して技術検証機器を設置し、実証実験データの収集を進めている。検証実験は、OKIの検証用ラボとCJK-NGNテストベッドとを接続してSBCを使って行う。サービス端末に応じた動的なコーデック変換を実現するとともに、SBCを活用した、コーデック変換機能の性能検証を実施する。
また、MPM機能の一部をSBCへ実装することにより、端末エンドトゥエンドのサービス品質に基づく、メディアのセッション制御やサービスの受付制御に関わる検証をKDDI研究所とともに実施する。
お問い合わせ先
OKI 広報部TEL:03-5403-1247
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