国内通信事業者のiDC市場規模予測を発表
~不況下においても、所有から利用へのシフトを追い風に市場規模は成長~IDC Japan
IDC Japanは、2008年における国内通信事業者のiDC(インターネットデータセンター)市場規模と、2008年~2013年までの市場規模予測を発表した。これによると、iDCサービス市場規模は、2008年において3,468億円に達し、2008年~2013年までの市場規模推移を分析すると、同期間の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は10.0%で、2013年の市場規模は5,573億円に達するそうである。
リーマンショック後の2008年10月以降、案件の延期や金融系の一部のユーザーにおいて解約等の影響があったものの、国内通信事業者のデータセンター事業の業績動向は、首都圏を中心に底堅い需要に支えられ堅調に推移した。景況悪化から、コスト削減圧力は高まる傾向にあるものの、ICT環境を所有する形態から、サービスとして利用する形態へのシフトは確実に進んでいることが、その背景にあるとIDCは分析している。
IDC Japanでは「仮想化はコスト削減実現手段の1つではあるが、不向きなアプリケーションもある。事業者は、アプリケーションの特性やシステム要件を勘案した上で、最適なサービスやソリューションの提案を行うべきである。また、モニタリングデータの解析から、ネットワーク帯域拡大やサーバーリソース追加などプロアクティブな対策の提案を行い、品質の向上とともに、顧客あたりの収益拡大を狙うべきである」と語っている。
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IDC Japan セールスTEL:03-3556-4761
NEWS(2009年9月)
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