NTTコムウェア、ITサービスマネジメント国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証範囲を4年連続で拡大
NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本 迪雄、以下NTTコムウェア)は、2010年3月、ITIL®*1を基に作られたITサービスマネジメントの国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証範囲を拡大した。
NTTコムウェアでは、2006年度より既存取得組織で培ったグッドプラクティスを組織間で活用しながら、毎年段階的に認証範囲を拡大している。
今回認証範囲に加わったのは、MSP*2サービス提供組織と、ネットワークサービス提供組織なども含めた2部門。
NTTコムウェアでは、2006年度よりITILをベースとした標準化の推進によるサービス品質向上など、さまざまな改善活動*3に取り組んでいる。2009年度から、従来の運用・保守の枠組みを超え、戦略・設計を含めたサービスのライフサイクル全体を視野に入れたITIL V3のライフサイクル・アプローチを取り入れており、今回のISO/IEC20000認証範囲拡大は、その成果の1つともいえる。
NTTコムウェアは、今後も「ISO/IEC20000」の認証拡大とサービスの成熟度の向上に継続的に取り組んでいく。同時に、企業向けクラウドサービス「SmartCloud」の展開やサービスの見える化の推進によって、さらなるサービス品質の向上と、より顧客要望に沿った価値あるサービスの提供に努めていく。
認証概要
事業所:エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 サービス事業本部サービスプロバイダ部
認証範囲:PFS-BU 情報流通PF担当(旧AINCS担当)、PFS-BU PFビジネス担当*4、MSP-BU FSC24担当、MSP-BU カスタマサービス担当、MSP-BU サービスインテグレーション(流通・保険)担当*5が行う情報・通信システムの運用・保守及びそれに付随する戦略立案、企画、設計・構築のサービス事業に関わるITサービスマネジメントシステム
(下線が今回の拡大範囲)
認証登録番号:JUSE-IT-004
認証登録機関:財団法人 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター*6
認定機関:財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)*7
認証拡大日:2010年3月30日
【用語解説】
- *1:ITIL
- ITサービスマネジメントのベストプラクティス集(Information Technology Infrastructure Library)。2007年5月には、最新バージョンであるITIL V3が出版されている。英国及びその他の国における英国政府OGC(Office of Government Commerce)の商標又は登録商標。
- *2:MSP
- 企業が保有するサーバーやネットワークの運用・監視・保守などを請け負う事業者(Managed Service Provider)。NTTコムウェアでは、FSC24(IT運用管理アウトソーシングサービス)においてMSPサービスを提供している。
- *3:さまざまな改善活動
(1)サービスの見える化
人の目に見えにくい「サービスの状態」を可視化することで、サービスの品質改善と価値向上を推進する「サービスの見える化」に着手している。この取り組みは、サービスの状態を測定・分析することで問題点を早期に発見、サービス品質を継続的に改善するサイクルを回すことに加え、サービスの内容や状態を開示することで、お客様に安心してサービスを利用していただくことを目的としている。(2)内部統制の整備
東京データセンターにおける内部統制の整備状況について、米国監査基準書第70号(以下「SAS70」という)に基づくSAS70報告書(Type1)を取得。より高品質かつ真にお客様に喜ばれるサービス提供を目指している。SAS70報告書とは、SOX法(日本版SOX法含む)に基づく内部統制の評価過程に関し、対象範囲の整備状況を報告するもの。独立監査人が内部統制の整備状況について評価するType1と、整備状況に加え運用状況について評価するType2がある。- *4:PFS-BU PFビジネス担当
- IT資産管理サービス「AdminITy」、セキュアなファイル転送サービス、社内ネットワークサービス、性能監視サービスおよびセキュリティ監視サービスを提供している。
- *5:MSP-BU サービスインテグレーション(保険)担当
- お客様個別のシステムを保守運用している。
- *6:財団法人 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター
- 財団法人 日本科学技術連盟(日科技連)を母体とする、ISOの審査登録事業を行っている機関。
ISO9001、ISO14001、ISO/IEC27001、ISO/IEC20000などの審査登録を行っている。 - *7:財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)
- 中立的な公益法人として日本の情報化の発展に貢献するため、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度や、プライバシーマーク制度の運用を含むさまざまな事業を行っている。
※SmartCloud(スマートクラウド)、FSC24、AdminITyは、NTTコムウェア株式会社の登録商標です。
※その他記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
NEWS(2010年6月)
NTTグループ関連
- IT サービスマネジメント国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証範囲を4 年連続で拡大(NTTコムウェア)
- 「CipherCraft® /Mail(サイファークラフトメール)サーバタイプ」 新バージョンを2010年3月31日より販売開始(NTTソフトウェア)
- 「KTN 光スキャナー」が、CLEO/Laser Focus World Innovation Award 大賞を受賞(NTTアドバンステクノロジ)
- 「gooウェブ検索」で、ユーザーが探している情報を優先的に表示する 「ダイレクト機能」を強化(NTTレゾナント)
SIer・ベンダ
- データセンタIT インフラの最適化サービスを開始(ネットマークス)
- 進化するIT 環境において企業の情報漏えい防止を支援(シマンテック)
- 金融市場向けの高速データ分析プラットフォームの最新版 「Sybase RAP - The Trading Edition R3」を提供開始(サイベース)
- リアルタイムのバックアップを実現し、標準でCDP 機能・アーカイブ機能・重複除外機能を搭載した「Double-Take Backup」を販売開始(CTCSP)
- Windows 7 対応のアプリケーションやクライアントPC に適用したシステムを 構築する「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」を提供開始(日立システム)
- NTT ぷららの「ひかりTV」向けハードディスク内蔵ダブルチューナー「IS1050」を開発(NEC)
- コールセンターシステム「CTstage 5i」の性能を4 倍に向上(OKIネットワークス)
- ITIL サービスサポート管理ソフトウェア「Numara RapidTracker」のコンパクト版を提供開始(マクニカネットワークス)
- データセンター間の分散ストレージ連携を実現して仮想ストレージ時代を拓く新製品「VPLEX」を販売開始(EMCジャパン)
- ERPパッケージ「ProActive E2」の「包括利益の表示に関する会計基準」への対応概要を発表(住商情報システム)
- Web フィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」の新版を発売開始(ALSI)
- ネットワーク仮想化機能VMready とデータセンター・イーサネット規格DCBをサポートする新ソフトウェアの提供を開始(ブレード・ネットワーク)