OKIグループの通信事業分野で商品企画・開発・販売を行うOKIネットワークスは、国内No.1シェアを誇る同社のコールセンターシステム「CTstage 5i」の機能を大幅に強化した。

CTstage 5iは、Windowsベースのシングルアーキテクチャを採用し、サーバを増設することで、小規模から大規模までシステム規模を自在に拡張できるコールセンターシステムである。しかし、こうした複数サーバから構成されるシステムでは、お客様の要望に対して柔軟に対応できる反面、サーバ台数が導入コストや管理コストに大きく影響することが課題となっていた。そのため、コールセンターシステム市場では、小規模システムは単体サーバの対応席数の増加を、また中・大規模システムにおいては必要なサーバ台数の削減がより強く求められていた。

今回、OKIネットワークスでは、このような市場ニーズを反映するため、CTstage 5iの性能を４倍に向上すると共に、各種機能を大幅に強化した。具体的には、席数の収容能力やサーバの処理能力を引き上げることで、１システムあたりの必要サーバ台数を大幅に削減した。これによりCTstage 5iは、負荷のかかる通話録音を含むコールセンターシステムをサーバ１台で200席まで構築できるようになり、200席の構成であれば最大で25%の価格低減を実現することが可能となった。