電波の“見える化”を実現する無線LAN構築ツール「簡易ソフトウェアスペクトラムアナライザSSA-100」の販売を開始
~ 干渉波を考慮した最適なチャネル設定をサポート ~NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は、無線LANの電波状況を手軽に確認できるスペクトル分析器として、有限会社エンパケット開発の「簡易ソフトウェアスペクトラムアナライザSSA-100」を2010年6月より販売開始した。
これにより、従来では難しかった無線LANに影響を与える干渉波の「見える化」を実現し、最適なチャネル設定等による高品質の無線LANのネットワーク構築が可能になる。
NTT-ATでは、これまでも無線LAN構築ツールを販売しているが、今回、「簡易ソフトウェアスペクトラムアナライザSSA-100」を新たにラインナップに加えた。
手軽で低価格
「簡易ソフトウェアスペクトラムアナライザSSA-100」は、現在、広く利用されている2.4GHz帯と、新しい規格であるIEEE802.11jを含む5GHz帯の無線LAN帯域の電波利用状況を手軽に確認できる低価格のスペクトラムアナライザである。
これまで、高価で高機能なスペクトラムアナライザを使用しなければ容易に確認できなかった干渉波を視覚的に確認できるようになり、無線LANの最適なチャネルの設定等、それらによる高品質なネットワーク構築が可能になる。
主な特長
- 資産の有効活用:手持ちのノートPCをスペクトラムアナライザとして利用可能。
- より品質の高いネットワーク構築:無線LANネットワーク構築時に、通信品質に影響のある機器の存在を簡単に確認可能。
- 幅広く利用されている無線LAN方式をカバー:IEEE802.11a/b/gに加えて、IEEE802.11j(5GHz帯無線アクセスシステム)の周波数帯にも対応。
- 低価格で実現:無線LANに特化したソフトウェアのスペクトラムアナライザなため、低コストで導入可能。
- 柔軟なカスタマイズ:独自の規格や仕様に対しても、柔軟に対応可能。
価格
131,250円(税込)
構成・仕様
本商品は、ソフトウェアと専用の無線LANカードで構成されている。
- ◆周波数範囲
- ・11b/g対応範囲:2.400 ~ 2.495GHz
- ・11a対応範囲:5.150 ~ 5.850GHz
- ・11j対応範囲:4.9~5.0GHz, 5.03~5.091GHz
- ◆周波数分解能:
- 156kHzまたは78kHz
- ◆測定レンジ:
- -100dBm~-20dBm
- ◆レベル強度分解能:
- 0.5dB
- ◆主な搭載機能
- ・リアルタイム・スペクトログラム表示
- ・バンドスコープ
- ・指定チャネルの利用状況や干渉波の特徴を詳細解析
- ・測定データは選択した時間分解能でハードディスク上に記録可能
- ◆対応OS:
- Microsoft Windows XP(SP2以降)/Vista
- ※Windows7については、順次対応予定
- ◆CPU:
- PentiumM 1.4GHz以上(Core2Duo 2.2GHz以上を推奨)
- ◆メモリ:
- 512MB以上(1GB以上を推奨)
- ◆ディスプレイ:
- 1024×768pixel以上
- ◆HDD:
- 100MB以上の空き容量(1GB以上を推奨)
- ◆専用無線カード I/F:
- PCカード型(CardBus対応)
- ◆その他:
- 長時間の測定には別途外付HDD等が必要になる場合がある。
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社ネットワークシステム事業本部
システム開発ビジネスユニット
担当:中里(なかざと)
TEL:046-847-6032
E-mail:wireless-sales@ml.ntt-at.co.jp
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