クラウド対応型業務アプリケーションの開発・実行基盤「Biz∫APF」を提供開始
~アプリケーションの開発工数を大幅削減~NTTデータ ビズインテグラル
NTTデータ ビズインテグラルは、Biz∫(ビズインテグラル)製品の開発・実行基盤であり、クラウド対応型業務アプリケーションの開発工数を大幅に削減する「Biz∫APF(アプリケーションプラットフォーム)」を7月23日に提供開始した。
Biz∫APFはWebシステム開発基盤であるBiz∫intra-martの上位に位置する業務アプリケーション開発・実行基盤である。Biz∫APF上で開発されたアプリケーションは、Biz∫の認定基準をクリアすること で、Biz∫製品群にラインアップされる。これにより、Biz∫パートナーは単なるSI開発のみではなく、各社の強みを生かした業界別アプリケーションによるパッケージビジネスを促進することが可能となる。
Biz∫APFの主な特徴
①業務アプリケーション開発に適したフレームワークの提供
Biz∫APFのフレームワークは、Biz∫アプリケーション開発の過程で得たノウハウに基づき業務アプリケーションで必要とされる多くの機構・機能が標準で提供されているため、業務アプリケーションの開発生産性が約30%向上している(同社比)。
②クラウド利用に適したマルチテナント構造
グループ企業のITインフラ統合やプライベートクラウドを実現するために、同一環境(シングルインスタンス)をマルチテナント(複数企業)で共用する運用形態に対応している。さらに、シェアードサービスにおいて必要とされる、テナント間の業務代行、業務一括実行をサポートしている。
③アプリケーション共通マスタの種類の拡張
ユーザーや組織などアプリケーションに共通する基本的なマスタに加え、口座や勘定科目など業務共通的なマスタを「アプリケーション共通マスタ」として提供しており、業務アプリの開発工数の削減、ならびに Biz∫アプリケーションシリーズと親和性の高いシステムを構築できる。
④DI/AOP(Dependency Injection/Aspect Oriented Pro- gramming)を活用したアプリケーション開発
従来のパッケージ製品の多くでは、製品のカスタマイズ時にパッケージ本体の修正が必要であったため、製品のバージョンアップに合わせて、追加開発した機能の修正や、再コンパイルなどの作業が必要であったが、Biz∫APFは DI/AOPを利用したエクステンション方式を採用しているため、開発したモジュールは、インタフェースが変わらない限り、修正や再コンパイルなどの作業が不要。
図 Biz∫APFとは
価格・稼働環境等
<価格>
- 開発環境:
- 30万円(同一社内においてはコピーフリー)
- 実行環境:
- 100万円/1CPU
<稼働環境>
- サーバ環境
- OS:
- Windows Server2003 R2、Windows Server2008またはRedHat Enterprise Linux5
- DB:
- Oracle Database 11g
- 必要なソフト:
- Biz∫intra-mart 7.2
- クライアント環境
- OS:
- Windows XP Professional またはMicrosoft Windows Vista
- ブラウザ:
- Internet Explorer 7.0
今後NTTデータ ビズインテグラルでは、パートナーとの協業により、Biz∫APFをベースとしたアプリケーション群の充実を図る予定だ。
NEWS(2010年8月)
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