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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

超大規模並列処理型DWHアプライアンス製品とBI機能特化型アプライアンス製品の提供を開始

日本HP/日本マイクロソフト

変化に対して、迅速な対応を求められる現在のビジネス環境においては、一部の実績データに基づいて適切な判断を下すことが困難なことから、複数のITシステムのデータを分析し、過去から現在までの動向を正確に把握して、戦略立案・実行に臨む必要がある。このため、数百テラバイトを超える膨大なデータを高速に分析・処理できる大規模データウェアハウス(DWH)へのニーズが高まっている。

これまで、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)と日本マイクロソフトでは、連携して最大80テラバイトまでスケールアップ可能なSMP(対称型マルチプロセッシング)型のアーキテクチャをもつMicrosoft SQL Server Fast Track Data Warehouseソリューションを提供してきたが、この大規模データ分析処理のニーズに対応するために、両社としては初めて、最大500テラバイトのデータ処理が可能なSQL Server 2008 R2 Parallel Data Warehouseのアプライアンス製品「HP Enterprise Data Warehouse Appliance」を提供することにした。

また、膨大なデータを高速に処理できるDWH環境があっても、一部のユーザーしかデータを活用できない場合、迅速な経営の実現が困難だ。そのため両社では、企業内の誰もが簡単にデータを活用できるシステムを短期間で構築することを可能にするため「HP Business Decision Appliance」を提供することにした。


HP Business Decision Applianceは、MPP(超大規模並列処理)技術を採用したSQL Serverの大規模DWH専用エディションであるMicrosoft SQL Server 2008 R2 Parallel Data Warehouseエディションと、日本HPのx86サーバ「HP ProLiantサーバ」とストレージ「HP StorageWorks P2000 G3 MSAディスクアレイ」を組み合わせて、競合他社のDWH用アプライアンス製品と比較して約1/3の低コストで数百テラバイトを超える大量データの高速処理を可能にした。

一方HP Business Decision Applianceは、HP ProLiantサーバのパフォーマンスを最大化できるように最適化されたMicrosoft SQL Server 2008 R2 Enterpriseエディションと、Microsoft SharePoint 2010がプリインストールされたアプライアンス製品で、マイクロソフトが提唱する「セルフサービスBI」を実現する「PowerPivot」機能により、企業内の誰もがデータを簡単に活用できるシステムを期間で構築することを可能にした。

日本HPと日本マイクロソフトでは、導入検討顧客を対象に、マイクロソフト大手町テクノロジーセンターに設置されたHP Enterprise Data Warehouse Applianceの実機を使用した「Proof of Concept(PoC)サービス」を無償で提供する。これにより、導入検討顧客はHP Enterprise Data Warehouse Applianceがパフォーマンス要件を満たしているかを事前に検証してから採用を決定することができようになる。

また、BIツールは難しいというユーザーの固定概念の払拭と、導入後の利用促進を目指して、両社ではマイクロソフト大手町テクノロジーセンターにおいて、HP Business Decision Applianceによって実現するセルフサービスBIを、実際にシステムを利用する予定のエンドユーザーが体験可能な「Solution Experience for Business Intelligenceサービス」を無償で提供する。

お問い合わせ先

●日本ヒューレット・パッカード
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:03-6416-6660
●マイクロソフト
カスタマーインフォメーションセンター
TEL:0120-41-6755

NEWS(2011年4月)

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