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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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短期間導入・低価格を実現するTISの新BIサービス「TIS All-in-One BIパック」にSAPのBI製品を標準採用

TIS/SAPジャパン

ITホールディングスグループのTISと、SAPジャパンは、ビジネスインテリジェンス(以下、BI)の新サービス提供を目的に、協業することを発表した。

TISとSAPは、SAP Business Objects BI Solutionsに関するOEMライセンス販売のグローバル契約を締結した。これに基づき、TISはSAPのBIソリューションを標準採用した新サービス「TIS All-in-One BIパック」を2011年4月より提供開始した。

TIS All-in-One BIパックは、BIツールのマーケットリーダーであるSAP BusinessObjects BI SolutionsとTISの実績・ノウハウを活用したソリューションである「見える化テンプレート」を組み合わせ、導入サービス、およびハードウェア提供をセットにしたアプライアンス型サービスだ。導入から活用までの構築期間は最短で3週間~、価格は最小構成で約300万円~(TISの従来比で5割低減)でBIシステムを導入できることが大きな特長である。

SAPジャパンは、TISに対してSAP BusinessObjects BI Solutions開発グループによるサポート体制を用意し、TIS All-In-One BIパックの開発と導入を支援していく。また、当契約に基づいてTISが海外にTIS All-in-One BIパックを販売する際には、各国にて営業・マーケティング支援を行い、現地の言語にてTISに技術サポートを提供する。

TISは1996年以降、SAP BusinessObjects BI Solutionsを活用した情報基盤の企画・提案から保守サービスまで、BIシステム構築の実績を多数積んできた。そうした中、近年、不況などを背景に新たな機会やリスクの兆候をいち早く掴むため、短期および低価格でのBIシステム導入や、投資対効果の明確化といった要望が増えていた。

TIS All-in-One BIパックは、こうした要望に応えるBIの新サービスである。BIシステムの構成要素である、SAP BusinessObjects BI Solutionsおよびハードウェアに、実際にBIシステムを活用する上で必要な「経営ダッシュボード」「レポート」「データマート」を加えて、短期かつ低価格にBIシステムの導入が可能になった。

TIS All-in-One BIパックの特長は、製造業を中心としたTISの実績のある「業務テンプレート」を内包しており、導入後すぐにシステムを活用できる点である。テンプレートには、損益分析/財務分析/サプライチェーン分析など約50種類を用意している。今後はこれに加え、流通/金融業向けテンプレートも整備予定だ。業務テンプレートを活用することで、TIS All-in-One BIパックは、システム導入後すぐに活用できるBIサービスを実現した。また、お客様の状況に合わせて、蓄積するデータ量に応じたデータウェアハウスを構築するオプション(別途費用)や、お客様が既に保持されているハードウェアを活用しての利用も可能だ。BI導入を検討されるお客様の要望によくあがる、BIの投資対効果の見極めや試行の目的によるトライアル利用も対応している。

さらに、TISの企業向けクラウドサービス(PaaS/IaaS)「TIS Enterprise Ondemand Service」をシステム基盤に採用した、顧客別にBI環境を月額課金型で提供するPaas型サービスも、今後、TIS All-in-One BIパックのラインナップに追加する予定だ。

TISは、2011年4月1日にソランとユーフィットと合併し、各社の保有する経営資源・技術力を活用し、今まで以上に価値あるサービスを提供していく。新生TISの新サービスとして、TIS All-in-One BIパックによるBI導入ビジネスを、業界業種を問わず積極的に展開し、関連ビジネスを含め2016年までの5年間で累計100社の受注を目指していく。

お問い合わせ先

●SAPジャパン
TEL:03-3273-3500

NEWS(2011年5月)

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