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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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低電磁ノイズ型のLED照明用電源ユニット・器具の販売を開始

~データセンタ、病院等の精密電子機器を使用する環境でも使用可能~

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は、2006年の発売以来、低電磁ノイズ・省エネ商品として好評いただいているインバータ式蛍光灯器具「EcolonLIGHT」で使用の電磁ノイズ低減技術を応用し、電磁ノイズ強度が小さく、かつ省エネ効果が一層高いLED照明用電源ユニットを商品化した。本電源ユニットは2011年6月から販売を開始している。販売にあたっては、電源ユニットだけではなく、LED照明器具とのセット販売にも対応している。

本商品は従来の「EcolonLIGHT」同様、インバータ式蛍光灯の使用が制限されていたデータセンタや病院などの精密電子機器を扱う室内での利用が特に有効であり、電磁ノイズとCO2排出量を大幅に削減できる環境にやさしい照明機器である。

近年、LED照明はランプ寿命が長く消費電力が少ないという長所から幅広く普及し始めているが、特に今夏は電力供給不足への懸念から、使用電力量の削減施策の一つとして一層の注目が集まっている。しかし一方でLED照明器具にも、室内で精密電子機器を扱う必要があるデータセンタや病院などで、問題となる電磁ノイズ(定常ノイズおよび過渡ノイズ)が発生するという短所は、インバータ式蛍光灯と同様に残っており、導入の障壁となっていた。

NTT-ATでは、これまでNTT環境エネルギー研究所で開発された突入電流抑制技術を利用し、定常ノイズおよび過渡ノイズを低レベルに抑制できるインバータ式蛍光灯用安定器を製品化、これを組み込んだ低電磁ノイズ・省エネ蛍光灯器具「EcolonLIGHT」を販売、NTTの通信機械室などに活用されてきている。今回、この「EcolonLIGHT」の定常ノイズおよび過渡ノイズ抑制技術を応用したLED照明の電源ユニットを商品化、販売を開始した。

これにより、一日当りの点灯時間が長く、大きな省エネ効果が得られるデータセンタなどに寄与できると考えている。さらに、これに低発熱タイプのLEDモジュールを組み合わせ、空調負荷も低減できる照明器具として、NTTグループのデータセンタへ導入が進められている。

技術的なポイント

(1)低過渡ノイズ

「突入電流抑制回路」により、電源投入時に流れ込む過渡電流を一般のインバータ式蛍光灯や、LED照明器具と比べ最大100分の1程度に低減。

写真 LED照明用低ノイズ電源ユニットの外観

写真 LED照明用低ノイズ電源ユニットの外観(クリックで拡大)

(2)低定常ノイズ

「EMIフィルタ回路」により、常時放射される定常ノイズを一般のインバータ式蛍光灯やLED照明器具と比べて大幅に低減し、国際規格(CISPR 15およびCISPR22)をクリア。

(3)低消費電力

高力率(代表値0.98)、高効率(代表値84%)であり、LEDモジュールを組み合わせることで、従来の蛍光灯(ラピッドスタート式)と比べ消費電力を60%以上削減。

価格(税込)

天井照明用LED器具とセットで65,000円~。

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
ネットワークシステム事業本部
システム開発ビジネスユニット
TEL:0422-51-9811
E-mail:

NEWS(2011年7月)

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