NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション
インターネットマルチフィード/インターネットイニシアティブ/NTTコミュニケーションズ

世界初の超高速100ギガビットイーサネットIX(ISP相互接続点)の共同実証実験に成功

NTTコムグループ

日本最大のトラフィック量を交換する高品質IXプロバイダーであるインターネットマルチフィード(以下、MF)は、日本大手ISP2社のインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)及びNTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)とともに、現在普及している10ギガビットイーサネットの10倍のトラフィック帯域となる100ギガビットイーサネット技術を用いたISP相互接続点(IX:インターネットエクスチェンジ)の共同実証実験に世界で初めて取り組み、成功した。これにより、IXによる100ギガビットサービスの提供、及びISPやICPをはじめとする通信事業者によるIX接続での100ギガビットイーサネット利用の推進が期待される。

実験の内容及び結果

本実験には、100ギガビットイーサネットを最高水準で実装した通信機器メーカー3社であるシスコシステムズ、ジュニパーネットワークス、ブロケード コミュニケーションズ システムズに加え、Spirent Communications社の測定器を扱う東陽テクニカが協力し、各社のルータ、スイッチ、測定器を用いて実験を進めた。

MF、IIJ、NTTコムの3社は、シスコ、ジュニパー、ブロケードの100ギガビット対応ルータ/スイッチを相互に接続し、IXにて100ギガビットインタフェースを適用したときの、物理レベル/ネットワークレベルの相互接続性、光切替装置との相互接続性、経路制御の相互接続性、IXネットワークの冗長構成、100ギガのトラフィックを流した時の性能などを確認する実験を行った。

今回の実証実験の結果、IXにおける100ギガビットイーサネット技術は、相互接続性や性能面で十分に実用可能であると確認することができたとしている。

図1 実験構成図

図1 実験構成図(クリックで拡大)

各社の役割

MFは、IXサービス提供者として100ギガビットインタフェースによる相互接続性を確認するため、実験環境を提供するとともに実験に参画した。 IIJ及びNTTコムは、ISPとしてIXサービス利用者の立場から100ギガビットインタフェースによる相互接続性を確認するため、実験に参画。

シスコ、ジュニパー、ブロケード及び東陽テクニカは、実験中の技術サポート及び相互接続時の状態確認を行った。

今後の予定

MFはサービスを提供するにあたっての仕様や価格を検討し、2011年内の100ギガビットイーサネットサービスの提供を目指している。

またIIJ、NTTコムは今回の成果を踏まえ、増大するIX経由のトラフィックに対応するため、本技術の導入検討を進めていく予定である。

お問い合わせ先

インターネットマルチフィード㈱
広報担当
TEL:03-3282-1010
㈱インターネットイニシアティブ
広報部
TEL:03-5259-6310
NTTコミュニケーションズ㈱
広報室
TEL:03-6700-4010

NEWS(2011年7月)

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