サイベースは、データウェアハウス用DBの最新版「Sybase IQ 15.3」を本年10月中旬より出荷開始する。

Sybase IQ 15.3は、最新の分散アーキテクチャを搭載し、低価格なハードウェア上でさらに分析パフォーマンスを向上。大量の複雑なデータに対して膨大な数のユーザーがあらゆる環境でビジネス分析することを実現した。

Sybase IQ 15.3で新たに採用された「PlexQ Distributed Query Platform」は、グリッド構成の多数のコンピュータに処理を分散し、極めて複雑なクエリ処理を加速するシェアードエブリシング型の超並列処理（MPP：Massively Parallel Processing）アーキテクチャだ。拡張性に優れたディスク共有型のグリッド技術を提供するSybase IQのオプション製品「Sybase IQ Multiplex Grid」を導入のユーザーが利用可能。

シェアードエブリシング型のPlexQは、シェアードナッシング型のMPPアーキテクチャとは異なり、Sybase IQのMPP構成内全ての論理サーバに対し、クエリ負荷を動的に管理し、バランスを調整。PlexQの自動負荷再調整機能を活用してユーザー間のシステムリソース競合を回避することができ、並行するクエリ処理の全てに優れたパフォーマンスを提供する。例えば、ユーザーの使用形態にあわせ、同時に多くのユーザーに短時間で検索結果を提供したり、単独ユーザーにシステムのフルパワーを提供することも可能だ。